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「気が利く人」ほど気にしすぎる...繊細な性格を長所に変える捉え方

宇佐美百合子(作家、心理カウンセラー)

2022年07月18日 公開 2024年12月16日 更新

「言われたことを気にしすぎる」「いつまでも引きずってしまう」そんな繊細な性格に悩んでいる人がいます。しかし、欠点だと思うものも考え方次第。ネガティブなイメージを長所として捉えなおす方法を宇佐美百合子さんにご紹介いただきました。

※本稿は『PHPスペシャル』2017年9月号より抜粋・編集したものです。

 

自己イメージを塗り替える

人に言われたことや自分がしたことなどを、「気にしないようにしよう」と思えば思うほど心に引っかかって、怒りを抑えきれなくなったことや落ち込んでしまったことはありませんか?

そんなとき心には、「○○と思われたらマズイ」「○○に見られたらどうしよう」といったイヤな想像が渦巻いているはずです。そうなってしまう原因は"ネガティブな自己イメージ"にあります。

自分のことを「いろいろと気にする困った性質」と決めつけていないでしょうか。それは、長所にできるのです。自己イメージを塗り替えれば、自分にもっと自信を持てるようになります。

 

気にするのは、気が利くから

いろいろと気にするのは、些細なことにも気づける繊細さがあるからなのです。繊細さを長所として生かすために、「些細なことに気づけるのはいいことだ」と発想を変えましょう。

そう信じれば、あなたは自然に気が利く人になれますよ。たとえば、隣人の態度がいつもと違うことに気づいたとします。これまでは「私、何か気に障ることをしたかしら?」と心が落ち着かなくなったかもしれませんね。

でも、些細なことに気づけるのはいいことだと信じると、「隣人のSOSをキャッチした。私から声をかけてみよう」と、それに続くいい行動を取れるようになります。

そして当然のことをするように、笑顔でそっと温かい飲み物を差し出したり、「私でよかったらなんでも話して」とメールしたりできるでしょう。そのとき、「きっと喜んでもらえる」と期待しないことが大切です。「期待する」は「気にする」だから、何も期待せず、サラリと動きましょう。

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引きずるのは、記憶力がいいから

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