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生き方

「気が利く人」ほど気にしすぎる...繊細な性格を長所に変える捉え方

宇佐美百合子(作家、心理カウンセラー)

2022年07月18日 公開 2022年08月10日 更新

 

不安になるのは、想像力が豊かだから

あなたは豊かな想像力の持ち主です。でも、ときどきイヤなことばかり想像して心が疲れてしまうことはありませんか? 想像力が豊かなことはすばらしいこと。

それを、不安をあおる暗い方向に使わないで、気持ちが前向きになる明るい方向に使いましょう。すると、今よりずっと心が自由になりますよ。まずは、暗い想像をはじめた自分にハッと気づくことが大事です。気づいたら、その場で気分がよくなる想像に切り替えるのです。

たとえば、相手とコミュニケーションがうまくいかなくて不安に襲われたら、自分から相手に歩み寄って言葉をかける場面や、傷ついた自分の心が光に覆われて癒やされる場面など、「こうなったらうれしい」と思う情景をありありと思い浮かべてください。

想像力を全開にして明るいイメージで頭を満たすと、気分がよくなって自然に行動力があふれてきます。それから「こうなったらうれしい」と思ったことを実行に移しましょう。

 

おびえるのは、向上心に満ちているから

「物事におびえて気にする自分は小心者」と思っているかもしれませんが、そうではありません。おびえるのは、「人生をよりよくしたい」という向上心があるからなのです。

もしもあなたに向上心がなかったら、物事の展開なんてどうでもよくて、気にすることもないでしょう。自分の態度を反省したり、やり方を工夫したりして、「どうしたらよくなるだろう」とあなたは年中考えているはず。

向上心に満ちた自分にもっと誇りを持ってください。するといい意味で"開き直る"ことができ、「人生に起こることはすべて自分に何かを学ばせるため。たとえ失敗しても、孤立しても、嫌われても、それが必要な体験なら甘んじて受け入れよう」という覚悟が生まれるから。

そうすれば、何があってもおびえず、笑顔で乗り越えていけるようになりますよ。あなたはそんなまじめな愛すべきキャラクターなのです。それをまっさきに自分が認めて、幸せに生きていきましょう。

 

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