「気が利く人」ほど気にしすぎる...繊細な性格を長所に変える捉え方
引きずるのは、記憶力がいいから
あなたは小さなことも忘れずに覚えているから、いつまでも気にして引きずることができるんですね。その記憶力のよさを「なりたい自分」になるために活用しましょう。
自分がつらい体験をしたときのことを細かく覚えていると思います。それを思い出すことを怖がらないで。気にするために思い出すのではありません。成長の糧にするために体験をなぞるのです。
なぜなら、すべての出来事は中立で、体験したことに意味を見出すのは自分の心だからです。心の持ち方を改めて、人間としてひと回り大きくなりましょう。
同じように、ありがたいと感じた体験もよく覚えていると思います。その記憶を宝物にして、小さな親切にもお礼の気持ちを忘れない義理堅い人になってくださいね。過去に出会った人、これから出会う人、それぞれの素敵なところをしっかり記憶して、自分に上手に反映させていきましょう。それが、なりたい自分になる一番の近道です。
気になるのは、感受性が鋭いから
人が気にしないことまでどうしても気になるのは、感受性が鋭い証拠。それだけあなたは敏感なのです。世間には、鈍感で空気を読めずに悩んでいる人も大勢います。
鋭い感受性を生かして、楽しくのびのびと自分を表しましょう。あなたは会話中にふと感じたことを、「これを表に出してはいけない」と思って気持ちを呑み込んだり、相手に話を合わせてしまったりすることがよくありませんか?
自分の感じたまま、受け止めたままを、もっと素直に表現するように心がけてください。そのとき、「私の感じたことは正しい」と主張するような言い方は極力しないように気をつけて。
なるべく具体的に、できればおもしろおかしく心に浮かんだことを伝えられるといいですね。自分をピエロに仕立てて話を展開するのも一案です。感受性の鋭いあなたが、あなたならではの楽しい表現を覚えたら、とても魅力的になります。勇気を出して感じたままを披露するようにしましょう。