どんな場所でも、どんな立場でも、声をかけ合う関係になれる
私たちは、仕事でもプライベートでも、なにかのグループに身を置きながら生きています。
たとえば私は、家族や親戚、仕事仲間、ご近所グループ、友人グループ、海外在住のコミュニティなどがあります。
「顔を見ると、話しかけたくなる人」というのは、そんなグループのなかで、心地いい関係を築いている人です。
人間同士の一対一の関係は、"一本のクモの糸"で、グループは、その糸がつながり合っている"クモの巣"のようなものと考えるといいでしょう。
なにかあると、プッツリと切れてしまう一対一の関係に比べて、グループの関係は切れにくく、長続きしやすい反面、浮いてしまうと、孤立状態になることもあります。
信頼関係でつながった小さな"キズナ"があれば、そこにいるだけで安心したり、なにかと心強かったり。グループに加わっていることで、ワクワク楽しい気分になったりと、毎日の生活に充足感をもたらして、生きる原動力にもなるでしょう。
自分にとっての心地いい関係にするには、日々、ちょっとした会話をしたり、笑い合ったり、助け合ったり……という小さなことの積み重ねが大事です。
そこにいる人たちがどんな価値観や個性の人でも、あなたの接し方ひとつで、その輪のなかにするりと入り、声をかけやすい存在になるのです
どんな関係であっても、人生の中で出逢えるのは、縁のある人です。
すべての人とつながり続けることはできませんが、無理なく効果的なつながり方で、小さなキズナをつくっていきましょう。