夜1分! 自分への3つの魔法の質問
夜の時間には、気持ちを落ち着かせて静めるような問いが適しています。ポジティブな気持ちで1日を締めくくり、明日も良い日にするための質問をしていきましょう。夕食後、就寝前など、夜ならいつの時間帯でもOKです。
【質問1】今日良かったことは?
1日を振り返ると、「失敗した」「間違えた」など、「ダメだったこと」に注目しがちです。しかし、この質問をすることで、「良かったこと」にフォーカスが当たります。
どんな日でも、必ず1つは良いことがあるもの。些細なことでかまいません。どこにフォーカスを向けるかで、今日がどんな1日だったかは変わるのです。
【質問2】今日は誰に感謝する?
今日1日を振り返り、誰に「ありがとう」を伝えたいですか? 家族や同僚など身近な人はもちろん、見知らぬ人や物でもかまいません。「青信号で渡らせてくれた信号の神様」など、架空の存在でもOK。
この質問を習慣づけると、1日にあった「良いこと」を思い出し、周りへの感謝の気持ちが自然と生まれるので、自分を取り巻く世界が驚くほど平和になります。
【質問3】明日の楽しみは何?
1日の終わりに、明日の楽しみについて考えてみましょう。「残り物のハンバーグで、お昼をロコモコ丼にしよう」「好きなアーティストのあの曲を聴こう」「お風呂に入るとき、あの入浴剤を入れよう」など、どんな些細なことでもかまいません。明日の楽しみにフォーカスを当てて1日を終えると、起きるのが楽しみになり、目覚めが良くなります。
質問力を上げる! 自分を知るための2つのリスト
どんなときに自分が喜びや幸せを感じるのか、すぐに思いつかないという方は、自分を知るための2つのリストを作ってみましょう。自分にとっての喜びや幸せがわかり、進むべき道が見えてきます。
【プレジャーリスト】気軽に叶えられることを、どんどん書き出そう!
プレジャーリストは、自分を喜ばせるためのリストです。これをやったら自分は嬉しい、楽しい、ホッとする、安心する、癒やされるなど、少しでも「幸せ」と感じるものを、どんどんリストアップしていきましょう。
「今すぐできる」「週に2、3回できる」「5分くらいでできる」など、気軽にできることを書き出します。後から思いついたことを追加してもOK。気心が知れた人とプレジャーリストを見せ合って、良いと思うものがあれば取り入れて追加するのもいいですね。
【ウィッシュリスト】自分が向かいたい人生の方向性を確認しよう!
「いつか叶ったらいいな」と思うことを可視化するリストです。何でも叶うとしたら、何を叶えたいですか? 「海辺の家に住みたい」「本を出版してベストセラー作家になりたい」「100歳まで元気に生きたい」「世界一周したい」など、どんなことでもかまいません。人生における大きな目的や夢を、書き出してみましょう。
ウィッシュリストから、自分が向かいたい人生の方向性が見えてくるはずです。その方向に進むために人生の舵をどう切ったらいいか、ウィッシュリストによって再確認できるでしょう。
「書く」ことが大切!
朝と夜の質問の答えも、ここで紹介した2つのリストも、自分の頭の中で考えるだけでなく、書き出すことが大切です。頭で考えているだけでは、まだ「自分の中」だけにある状態です。この状態だと、10秒経つと消えてなくなってしまうかもしれません。書いて外に出すことで、初めて客観視でき、「確かなもの」になります。
目覚めてすぐに朝の質問の答えを書き出せるように、枕元にノートとペンを置いておくといいでしょう。
寝る前に、明日の朝に答えたい質問を事前に書いておいてもいいかもしれません。1~7のすべての質問を書いて、コピーしておくのもいいですね。その中から、答えたいものにだけ答えていくといいでしょう。
【マツダミヒロ】
質問家。「魔法の質問」主宰。世界各国で 「自分らしく生きる」ための講演・セミナー活動を行なう。独自のメソッド「魔法の質問」は世界各国に広がり、インストラクターは5,000人を超え、メルマガの読者は10万人を超える。 『朝1分間、30の習慣。』(すばる舎)など著書多数。