最近、"間違った方に進むのは無駄"という意識が世間で強まっているのではないでしょうか。しかし、そればかりだと失敗できないというプレッシャーを常に持つことにもつながります。矢部太郎さんの新刊『ご自愛さん』より、矢部さんがテレビ番組のロケでSUP(サップ)をしたときの出来事をご紹介します。
※本稿は、矢部太郎著『ご自愛さん』より内容を一部抜粋・編集したものです
正解とは


正解しなければいけない!なんだかあらゆることに正解と間違いがあって、間違えると損をする。そんな気持ちで日々を生きてしまっているような気がします。
レジャーや観光のような楽しいことにも、膨大な情報の中から正解を選びとるべし、そんなプレッシャーを感じます。
そんな中、なるようになれ!と楽しむことに身を委ねてみたところ...... 水没。
でも、そこには、上手く乗ることとはまた違う気持ちよさ、解放感がありました。
視聴者のみなさんにも、本当の楽しさが伝えられたかもしれません。
スタジオでVTRを見たMCの方は、「憑き物が落ちた顔してる」と言っていました。




