「どうせ自分なんて...」と、つい自分を責めてしまうことはありませんか?
なかなか自己肯定感が上がらない背景には、私たちが無意識のうちに抱えている「心のノイズ(メンタルノイズ)」が潜んでいます。メンタルノイズとは、これまでの人生で無意識に育ててしまった「考え方や解釈のクセ」のこと。胸のあたりがもやもや・ザワザワするとき、まさにこのノイズが作動しています。
人間関係や人付き合いに苦手意識を感じるのも、実はこのノイズが原因かもしれません。
本記事では、書籍『ありのままでラクに生きる練習』より、人付き合いが苦手な人が陥りがちなメンタルノイズの症状と、それを解消するための方法を解説します。
※本稿は、山根洋士著『ありのままでラクに生きる練習』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
人付き合いが苦手
【ノイズの症状あるある】
・人と仲良くなれない、距離感が縮まらず、なかなか打ち解けられない
・人と親密になると、自分から壁をつくって遠ざけてしまう
・人に仕事を任せるのが苦手で、いつも抱え込んでしまう
・誰かと一緒にいて気まずくなることがよくある、沈黙が苦手
・人を信用したいのに、人から裏切られることが多い気がする
人に近づくのが怖かったり、人と親密になると居心地の悪さを感じたり、人と一緒にいるとリラックスできなかったり...。
人とうまく付き合えない人は、ほかの人と適度な距離感をつくるのが、苦手な傾向があります。
どこまで心を開いていいのかわからないから、結局、誰に対しても心を閉じる。
そして、ひとりがラクだからと、ひとりでいることが多くなります。
「他人が怖い、裏切りノイズ」
人とうまく付き合えない人にあるのは、「他人が怖い、裏切りノイズ」です。
対人関係が苦手で、人を遠ざけてきたことで、人を見る目が養われずに、普通なら信用しない人を信用して、裏切られやすくなることもあります。逆に、対人関係は問題ないのに人に裏切られやすい人も、このノイズが影響しています。
このノイズが育つきっかけは、些細なことだったりします。
いつも優しい母親が、急に不機嫌になって怖い思いをする(人は信用できない)。大好きだった祖父母が亡くなってしまって悲しい思いをする(人に近づき過ぎると、痛い目を見る)。
そういった対人関係で突然傷つく経験が潜在意識の中に溜まっていき、いつしか「人は信用しないほうがいい」「安易に近づかないほうがいい」 というノイズになっていきます。
コミュ障だとか口下手だとか、自分に問題があると思いがちですが、実はそれはあなたが自分を守るためにつくり上げたノイズのせいなのです。
メンタルノイズを逆に利用する方法
実は、メンタルノイズには解消する方法と、逆に利用する方法があります。
「他人が怖い、裏切りノイズ」は、普通に生きていると、対人関係に問題が出たり、人から裏切られたりします。この特徴を逆に利用して、パッと見だと「苦手だな...」「あやしいな...」「うさんくさいな...」という人にあえて近づいてみる。この人はいい人だなと思った人とは、あえて一定の距離をとるようにしてください。
普段と逆の行動をすると、ノイズの影響を逆利用でき、人付き合いが苦手でも付き合ってくれる人や、本当に信用できる人と出会えるようになります。









