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サラリーマンゴルファーの「ハンディ別練習メニュー」

2011年07月02日 公開

田原 紘(プロゴルファー)

《 『サラリーマンゴルファー 本番下手が治る本』田原紘:著 より》

ビギナー向け練習メニュー (ドライバーは不要。使用するクラブをしぼって練習する)

 ゴルフの魅力のひとつは、何と言ってもナイスショットした時の感触だろう。だからドライバーを集中して打ち込んでいる人は多い。しかし、長いクラブを必死になって振るからすぐ疲れてしまう。

 私は、ドライバーを使いこなそうと努力する時間があったら、3番ウッドを練習したほうがはるかに役立つと信じている。
 飛距離もドライバーとほとんど違わないし、私自身、シングルになった時でも3番ウッドまでしか使っていなかった。プロテストに合格した時も、使っていたのは2番ウッド。ドライバーを使い出したのは、プロになって2年ほど経ってからだ。
 ドライバーというのはそれほど難しいクラブなのだ。初心者がコースでスコアを崩す農大の原因は、ドライバーを使ったティーショットにあると断言してもいいだろう。
 さて、そこで具体的な練習メニューだが、初心者は1回の練習で250~300発打つことを目標にする。この本で紹介した練習法でこれを週に1、2回続けて、月に1、2回ラウンドすれば、短い人で1年、長い人でも3年でシングルになれることを保証する。特別な体力は必要ないし、握力も40~45くらいあれば十分だ。

 使用するクラブは、3、4本にしぼる。まず最初は9番アイアンを150発。次は7番アイアンを50~80発。同じく7番アイアンを使ってランニング(転がし)の練習を50発。そして最後は残りのボールを使って3番ウッドか4番ウッドをティーショットとフェアウェイでのショットに分けて打つだけで十分だ。

ハンディー5~20の人の練習メニュー (基本は初心者と同じ。ただし苦手なクラブに6~7割の時間を)

 ハンディ15~20のいわゆるアベレージの腕前でストップしている人が、なんとかハンディを10~13くらいまで引き上げたいのなら、初心者と同じように定期的な練習をする必要がある。
 練習場で打つボールの数は、初心者レベルと同様、250~300発。ただし、ただ漫然といろんなクラブを消化するのではなく、メインとするクラブを決め、そのクラブで集中して打つことが大切になってくる。

 ラウンドしてみて「あのクラブの失敗がなかったら」とか、「あそこで上手く打てていれば」というクラブが必ずあるはずだから、そうした"たら、れば"の1本で徹底的に打ち込む。
 全体の練習量の6~7割をそのクラブにあてるのだ。
 しかし、ドライバーだけは除外する。ドライバーが問題の場合は、初心者同様、3番ウッドなどで代用したほうがはるかに実戦的となる。

「これでは初心者の練習メニューとほとんど同じではないか」と不満を持つ人がいるかもしれないが、私の目から見るとハンディ15の人もハンディ30の人も、レベルとしては同じ。ただハンディ15~20のゴルファーは、初心者に比べてラウンド経験が豊富で、スコアのまとめ方を知っているという違いでしかない。
 1回の練習に使うクラブは、メインのクラブ以外、せいぜい4、5本あればいいだろう。

「シングルを目指す人の練習メニュー (絶対の自信を持てる得意クラブや技をひとつでも作る)

 目標はシングル、現在はハンディ10~13で足踏み中という人は、必ず何か問題を抱えているはずだ。例えば、我流でこれまでやってきて大きな壁にぶつかっている。あるいは、いろんなレッスン書に目を通したり多くのアドバイスを受け、自分のスイングを見失っている。何度も何度も「わかった!」の繰り返しで、結局は何もつかめていないとでも言ったらいいだろうか。
 こうしたシングル予備軍に対してのアドバイスはただひとつ。何でもいいから得意なクラブや技を身につけることだ。

 例えば、バンカーショットなら必ず1ピン以内につけるとか、7番アイアンなら絶対グリーンに乗せる自信がある。寄せるのではない、乗せればよい。得手は何でもかまわない。とにかく絶対に自信の持てるものをひとつ作ることだ。それがシングルの壁の突破口になる。
 たしかに、これまでは、すべてのクラブをなんとなく打てたかもしれない。しかし、シングルを目指す以上、強力な武器がないと難しい。得意技さえあれば、実戦での迷いが減って、頼りのクラブなり技なりを核に、自分のゴルフを組み立てていける。

 ただし、ドライバーを得意クラブにするのは、やはり時間がかかる。ドライバーは調子が乗ってきた時だけ20~30球練習する程度で十分だ。ドライバーに長い時間をかけるぐらいなら、確実に3番ウッドを―それがシングルへの近道だ。
 昔と違い、最近はロフトが10.5度、11.5度と易しいドライバーがある。これらを使用することも薦める。

ゴルフでは背のびをするな

 ゴルフは技術を磨くことも大切だが、それを生かす精神力もこれまた大切だ。
 ゴルフというゲームは1打1打の積み重ねである。それ故に一度上手く打てたからといってよいスコアが出るわけではない。
 すべてがそこそこ上手くいった時によいスコアが出る。この"そこそこ"の気持ちが1日のゴルフを丸く収めてくれる。
「我慢であり辛抱」なのだ。それはどういうことかと言うと、上手くやろうとせず、自分なりのやり方でやれということだ。背のびをするなということである。
 もうひとつ、中途半端な気持ちで打ってはいけない。はっきりと決断をしてから打つことだ。結果がミスであっても、また打てるのがゴルフというゲームだ。結果を気にして恐がることが一番いけない。

田原 紘(たはら・ひろし)
1942年、東京都生まれ。立教大学卒業後、伊藤忠自動車に入社。25歳で結婚、ゴルフに熱中、1年2カ月でシングルになる。26歳で脱サラ、31歳でプロに合格。主な戦績は、1979年、KBCオーガスタ準優勝。1996年、全豪シニアオープン優勝。1997年、欧州シニアツアーの優先資格を獲得、1998年より2000年まで参戦。国内では、1999年、東北プロシニアオープン優勝。XXIO(ゼクシオ)及びクリーブランドの契約プロとして活躍する一方、テレビ・新聞・雑誌・講演会等でアマチュアの指導にも力を注ぎ、1987年、レッスン・オブ・ザ・イヤーを獲得。2008年、パインフラットゴルフクラブの理事長に就任。
著書に『[図解]「絶対感覚」ゴルフ』『[図解]ゴルフ下手が治る本』『パター練習帳』(以上、PHP研究所)など60数冊。最近はiPad、iPhoneの電子書籍でも人気を博している。また、数冊が韓国版に翻訳されて韓国でも重版されている。現在も国内外で活躍中。

書籍紹介

サラリーマンゴルファー 本番下手が治る本

『サラリーマンゴルファー 本番下手が治る本 』

田原紘 著
税込価格 1,260円(本体価格1,200円)
本書は、サラリーマンゴルファーでも、本番でみるみるスコアが良くなる練習を紹介。ハンガーや枕、バットにイスなど身の回りにあるものを使ったユニークな練習で、正しいスイングが身につく。人の何倍も早く上達できること間違いなし。

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