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生き方

50代が運命の分けれ目?誰でも“幸運体質”になれる「小さな習慣」

中井耀香(古神道数秘術家)

2016年11月11日 公開 2023年01月11日 更新

「自分には何もできない」と思ったら

子育ても終わって時間があるんだけど、やりたいことがないという人は、まずは思いつくことを片っ端からやってみることです。

食べたいものを食べて、飽きるほど旅行に行き、欲しい物は手に入れて、趣味にも没頭してみる……と欲望のままに生きてみます。手元に700万円あるなら、700万円全部を、自分のために使ってみればいいんです。

すると、最初のうちは心が満たされますが、そのうち「こんなにやりたいことをやっているのに何で満たされないんだろう」という思いが生まれます。悶々としているうちに、「私の心が本当に喜ぶことは何だろう?」というシンプルな問いが心の中に生まれたらチャンスです。

人にとって最大の喜びは「誰かに求められること」です。傍を楽にして人が喜ぶ姿を見たい、そして認めてもらいたいと思うから人は働きます。

私の曽祖父は、歳を取ってからは近所の小さな神社を掃除することを日課にしていました。日本には星の数ほど神社がありますが、地方に行くと氏子が10人にも満たないような小さな末社がたくさんあります。曽祖父が掃除をしていたのもそんな神社の一つ。

誰にも手入れされずに崩壊寸前だった神社を掃除し続け、ついに私財をなげうって再建しました。そんな曽祖父は、いつも通り掃除から帰ってきて「よっこいしょ」と縁側に座ったと思ったら、そのまま天寿を全うしました。神様に喜んでもらおうと仕事をし、神様に喜んでいただけたのです。

 

我欲を捨てた人から幸せになる

もし今、「毎日が楽しくない」「これから何をしよう」と考えているなら、人に喜んでもらうために自分が何をできるか考えてみてください。

ごはんを作ることしかできない主婦が集まってレストランを開いたり、「どのカレーよりもお母さんのカレーが1番」と子どもたちに励まされた主婦がカレー屋さんを開いたという例を、私はいくつも見てきました。

「あなたにやってほしい」と存在を求めてくれる人がいることは幸せなことです。「やってほしい」と言われたら一生懸命やりましょう。

楽をしよう、得をしよう、儲けようという欲まみれの自分から抜け出してください。我欲を満たすことばかり考えている人は幸せになれません。

「これをやったらみんなに求められるんじゃないか」「喜ばれるんじゃないか」ということを繰り返していけば、たくさんの人に認められるようになり、人生の後半を幸せに過ごせます。

 

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