感じのいい人は、物事の受け止め方が柔軟です。誰かの魅力に出会えば嫉妬ではなく学びのヒントに変え、人生にある喜びと不安の両方を受け入れながら前へ進む。日常の小さな幸せや人の喜びを見つけては、一緒になって味わう。こうした心の習慣は、特別な才能ではなく、誰でも少しずつ身につけることができるものです。本稿では、一般社団法人JCMA代表理事でコミュニケーション講師の吉井奈々氏に、感じのいい人が自然に実践している「前向きな心の使い方」を紹介していただきます。(イラスト:松本麻希)
※本稿は、吉井奈々著『なぜか、また会いたくなる 感じのいい人の心がけ帳』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
憧れを味方にする

「字がきれいだな」「あんな人になりたいな」
そうやって心が動いたとき、その感覚はすでに自分の中にあるのかもしれません。素敵な人を「比べる相手」ではなく「これからの自分のヒント」として見てみる。
そうやって受け取れる人は、少しずつなりたい姿に近づいていきます。
誰かを見て心がざわざわする。
それは、あなたが本当に求めているものを教えてくれるサインです。「どうせ私なんて」と閉じてしまうのはもったいない。その魅力を「自分の中にもある可能性」として受け取ってみましょう。
感じのよさは、生まれたときから持っている才能ではありません。素敵だなと思ったものを、自分にも取り入れようとする素直な心が育てていくものなのです。
魅力を身につける4ステップ
①観察:素敵だなと思うポイントを具体的に見つける
②真似:まずはそのまま、かたちから取り入れてみる
③調律:自分に合うかたちへ、少しずつなじませる
④定着:気づけば、自分らしい魅力になっている
素敵な人を「ライバル」ではなく「ヒントをくれる存在」として見られたとき、ざわつきは前に進むエネルギーに変わっていきます。
誰かに心が動いたその瞬間、あなたの中の可能性は静かに動き始めています。
--♪「いいな」と思う人を見つけたら、未来の自分を想像して、ニマニマしよう♪--
プラスとマイナスの両方を受け入れる

人生の選択には、薬のように「効果」と「副作用」がセットでついてきます。
誰かを深く愛するなら、別れの痛みに触れることもあるかもしれない。人気者になりたいなら、ときに誰かに嫌われることも受け入れる。何かに挑戦すれば、うまくいかないこともある。
どれも避けることはできません。でも、それを知っているだけで心の構えは変わります。すべてを恐れなくていい。「そういうこともあるかもしれない」と、少しだけ余白を持っておく。その準備がある人ほど、目の前のよろこびをしっかり受け取れます。
「効果」と「副作用」
認められたい ⇔ 否定されるかもしれない
成功したい ⇔ 失敗するかもしれない
お願いしたい ⇔ 断られるかもしれない
好かれたい ⇔ 嫌われるかもしれない
--♪リスクを知ったうえでも進む人だけが、宝物を手にできる。怖くてもいい。知っているから動けるのです♪--
よろこびを見つけるのが上手
幸せはただ待つものではなく、日々の中で見つけていくものです。感じのいい人は、ささいな出来事や誰かのよろこばしい出来事の中にも、いち早く「うれしい」を見つけられる天才です。
そして、その気持ちを素直に言葉や表情であらわします。本人よりもほんの少し大きくよろこぶと、相手もよろこびやすくなります。
うれしさを表現することは、自分の気分を上げるだけでなく、周りの人にも「ここでよろこんでいいんだ」と感じさせます。その小さな明るさが、その場にいる人へのやさしい贈り物になります。
今日からできる!「よろこび探し習慣」
●誰かのよろこびを見つけたら、言葉にして一緒によろこぶ
●何気ない1日の中で「よかったこと」を1つ見つける
●できたことを振り返って、自分にそっと〇をつける
--♪よろこびは「伝染」するもの。あなたがニコニコすれば、世界もつられて笑い出しますよ♪--








