【角田陽一郎】明石家さんま、西野亮廣…運がツキまくっている人の共通点
2018年10月17日 公開
作り手の熱量が作品をすばらしいものに変える
角田さんのバラエティプロデューサーという肩書きは、バラエティ番組のTVプロデューサーではなく、「色々バラエティにやるプロデューサー」という意味だという。
あとは、自分の手掛けている作品への愛情や熱量が半端ないことも、運を開くことにつながります。2016年にTBSのドラマ、「逃げるは恥だが役に立つ」が大ヒットしましたよね。
その理由は何か。
僕にいわせると、ドラマ界の名プロデューサーNさんが、主演のガッキー(新垣結衣さん)のことを尋常ではないほど大好きだったから。「逃げ恥」のヒロインは、とにかくガッキーがかわいく見えることを意識した役柄。「恋ダンス」もガッキーをかわいく見せるための演出といえます。
Nさんのガッキー好きは筋金入り。自分の担当番組でなくてもガッキーが出演していたら、「もっと映せよ!」なんていい出して。挙句には、自分で勝手にディレクションし始めたそうで(笑)。
――そこまで熱狂的に好きだったんですね(笑)。
プロデューサーにこれだけの強い気持ちがあれば、現場のスタッフにも伝わります。作品がすばらしいものになるのは当然。何か実現させたい企画があるなら、これくらいの熱量を見せれば、上司も「やらせてみるか」となります。こんなふうに、尋常じゃないくらいの強い気持ちは、確実に運を引き寄せるんです。