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仕事

「メールの添付ファイルをすぐに開く人」が評価される理由

三坂健(株式会社HRインスティテュートシニアコンサルタント)

2019年04月24日 公開 2023年02月07日 更新

 

自分の課題、他人の課題

ここまで、タイムマネジメントの具体的な方法について解説をしてきました。最後にお伝えしたいのは、「自分の課題」と「他人の課題」を切り分けて考えよう、ということです。

スティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学の学生に向けた有名なスピーチの中で「あなたたちの時間は限られている。他人の人生を生きて、時間を無駄にしないでください」と語りかけました。

読者のみなさんも、筆者も、人間は誰しも「関係性」の中で生活をしています。

するとその「関係性」がもたらす様々な事象や出来事に捉われ、悩まされ、時に時間を奪われてしまうことが多々あるかと思います。

しかし、それらは仕方がないことで、それらを否定するのでも、関係性を絶って孤独になることを勧めるのでもありません。

ただ、そんな中でも、限られた時間を有効活用できる人というのは、様々な事象の中で「自分ができること」「自分がすべきこと」、すなわち「自分が行動して解決すべき課題」を見極めて生活できている人です。

そうすると、「他者が悩んでいるのに、それに時間を費やすのはいけないの?」という質問があるかもしれません。

それが「自分の課題」「自分にとって重要なこと」であるならば費やすべきです。しかし、そうではないと思うなら、一定の範囲を見極めて時間を費やすべきだと思います。

常に判断基準は自分の中にあります。

人に判断基準を委ねるのではなく、自らの課題を見極めてそこに限られた時間=すなわち命(いのち!)を確信を持って費やしていきましょう。

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