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生き方

「嫌な職場」から“安全に”脱出する2つの方法

ピョートル・フェリクス・グジバチ (著)

2019年07月02日 公開 2019年07月04日 更新

「嫌な職場」から“安全に”脱出する2つの方法


(写真:長谷川博一)

<<「働き方改革関連法案」が施行されて数カ月が経った。残業が規制されたり、有休取得が奨励されるなど、各社力をいれて「改革」する様子が見られる。

しかし、社員からすると「仕事が楽しくない」「このまま会社にいていいのか」といった不安の声が聞こえてくる。それは、働くことを第一義としているから。当然ながら、人生の目的は「働くこと」ではない。

誰もが自分を見つめ直し、何がしたいのかを明確にする。そうすれば、おのずとやりたいこと、やらなければいけないことが浮き彫りになり、会社に縛られず自由に楽しく働くことができるのだ。

本稿では、ピョートル・フェリクス・グジバチ氏の新著『PLAY WORK 仕事の生産性がグングン高まる「遊びながら働く」方法』から、自由な働き方を阻害する要因を指摘するとともに、自分らしく働き、人生を充実させ、目の前の仕事が「楽しくなる」方法を紹介していく。>>

 

仕事と遊びが混在するワークスタイル

「PLAY WORK(遊ぶように働く)」
この言葉から、あなたはどのような働き方をイメージしますか。

「PLAY WORK」は、僕が経営するコンサルティング会社、プロノイア・グループの文化スローガンの一つです。

仕事と遊びの境界線があいまいで、仕事をしているのか遊んでいるのかわからない状況。それがPLAY WORKです。

仕事と遊びが混在しているからこそ、自由な発想や創造性を発揮することができて、仕事で価値を生み出すことができる。そんな働き方を僕たちは体現しています。

PLAY WORKは「自己実現」と大きく関わってきます。

日本人は"遊び下手"といわれます。休みの日に一日ダラダラして過ごしたり、せっかく定時に帰宅してもテレビやネットを見たりして時間を消費するような人は多いのではないでしょうか。

なぜそうなってしまうかというと、働くことを一番の目的に置いているからです。

本来は「自分が何を実現したいか」を明確にし、それを実現するための手段として仕事を捉えるべきではないでしょうか。そうすれば、次第にオンとオフの境目がなくなり、自然と遊び上手、働き上手になっていきます。

遊ぶように働くためには、まず自分とは何者か、何を実現したいのかを自分に問う必要があります。自己認識がベースにあって、「自分らしく働く」ことが可能になるからです。

ただし、「自分らしく働く」ことは、自分一人だけでは成し遂げられません。自分らしく働くための環境も同時に整える必要があります。

そこで、プロノイア・グループでは「心理的安全性」のある組織づくりを推進し続けています。おかげさまで、僕たちの活動に共感・賛同してくれる日本企業は増え続けており、多くのビジネスパーソンがPLAY WORKを実践しています。

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会社は「枠」か、それとも「軸」か

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