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アメリカで暮らす犬が“幸せ”な理由…飼い主に大人気の「ご褒美サービス」

雨宮寛二(あめみやかんじ:ジャーナリスト)

2019年07月19日 公開 2023年10月19日 更新

 

アメリカでは犬と猫のどちらが多く飼われている?

米工ペット産業の市場規模推移

米国では、ペット産業の市場規模がこの10年間で1・6倍に成長しています(図表23)。

米工ペット産業の市場規模内訳

2017年には、市場規模が695億1000万ドル(約7兆6851億円)に達しており、その内訳を見ると、ペットフードが全体の4割以上を占めています(図表24)。

米国ペット翔有世帯の内訳と所有頭数

また、所有世帯数で見ると、「犬」が約6020万世帯と最も多く全体の4割以上を占め、次いで「猫」が4710万世帯と続いています(図表25)。

所有頭数では「犬」が8970万頭で、「猫」の9420万頭よりやや少なくなっています。

これらの数値から、「犬」の世帯当たりの保有数は1.5匹で、「猫」の2匹よりもやや少なくなっています。

それでは、ペット犬を飼うためには、年間でどのくらいの費用がかかるのでしょうか。米国でペット犬にかかる年間平均費用は、概ね1550ドルです(図表26)。

米国ペット犬の年間平均費用内訳

APPA(American Pet Products Association)の統計では、その他の費用項目が記載されていないため、ここでは記載されている8つの費用項目のみの合計値になっています。

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すでに巨大なペット市場なのに、まだまだ成長を続けている

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