「老後の安心」を手に入れよう
返す返す、日本人は「お金の教育」が不足していると感じますが、お金について考えることが苦手ならば、不得意分野に手を出さなければいい。
投資にしても保険にしても、仕組みとからくりを理解し、それでも納得した人はお金を出せばいいし、そうでなければ敬遠すればいい。
「やらないと不安」という気持ちだけで、お金をかけることほど危険なことはないのです。
2018年に金融庁が発表した資料によれば、銀行の窓口で投資信託を買った人のうち、じつに46%が損をしているといいます。
いまや当時から株価は落ちていて、為替も円高になっている。投資環境が悪化しているのに手を出せば、「老後の安心」をかえって遠ざけることになります。
アメリカと中国の経済戦争の行方が不透明で、ヨーロッパに目を向けても、イギリスのブレグジットをはじめ、世界情勢は混沌としています。
日本はといえば、いまだデフレが続いていますが、こうしたなかでもっとも価値が高いのは現金です。
「消費税10%時代」に暮らしを守るには、とにかく無駄な支出を減らすことに尽きます。家計をしっかり見直すことができれば、「老後の安心」に繋げることができるのではないでしょうか。