両親の不仲、いじめ、貧困…心を閉ざした子どもに希望を与えた「受験勉強」
2020年06月19日 公開
幸せな人と不幸な人を分けるもの
後に私は米国に留学しました。必死でがんばって大学院を卒業し、州立のカウンセリング施設に心理士として就職しました。
結局、米国では八年以上に渡って五つの州に住み、そのあいだ多くの人々に出会いました。さまざまな環境で、さまざまな背景をもって生きる幸せな人たちと不幸な人たちを、たくさん見てきました。
私は「幸せな人と不幸な人は何が違うんだろう?」「どうして人は幸せになったり不幸になったりするんだろう? それを左右する本当の原因は何だろう?」と深く探求するようになりました。
そうして見えてきたことは、「人は出来事や環境によって幸せになったり不幸になったりするんじゃなく、幸せな人は幸せになる生き方をしているし、不幸な人は自分でも気づかないで自分自身を不幸にしている」ということでした。
私はカウンセラーとして、心理学の研究、スピリチュアルな修業と学びもたくさん積んできました。それらの経験を通して、感謝の大切さを知りました。