1. PHPオンライン
  2. 生き方
  3. 「部下に嫉妬する上司」に足を引っ張られない方法

生き方

「部下に嫉妬する上司」に足を引っ張られない方法

大嶋信頼(心理カウンセラー、株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役)

2020年12月07日 公開 2022年06月13日 更新

 

上司は部下の才能に嫉妬していた

こんな彼女は、
「え?私って上司から嫉妬されているの?」
と気がついたとき、びっくりします。

上司は経験豊富で、自分よりもはるかに年収がいい。そして、自分にはない家族だってもっています。

どこに嫉妬するポイントがあるのかと考え、
「まさか、私の才能に嫉妬しているの?」
と思いあたったとき、「だったらどうしたらいいの!」となるわけです。

そこで、
「嫉妬から解放されて自由になりたい!」
と、意識で嫉妬のない方向をまっすぐに見てみました。

そうしたら、「あ!上司に足を引っ張られて、足を引っ張る上司の方向ばかり見ていた!」ということに気がついたのです。

「まっすぐ、自分の進みたい方向に進めばいいんだ!」

と意識して、仕事を淡々としていると、「ものすごい集中力!」となって、上司との雑談がいっさいなくなります。

「嫉妬から解放されて自由になりたい!」

と意識して仕事をしてみると、不思議と上司の言葉が頭に入ってこなくなるのは、無意識が助けてくれるからです。それまでは、上司の言葉に引っかけられて、まっすぐ見続けることができなくなっていたのです。

すると、突然、会社がリモートワークになり、上司と顔を合わせなくてすむようになりました。これも無意識が助けてくれているのかと思いつつ、さらに家で仕事に打ち込みます。

そうするうちに、いつの間にか一大プロジェクトが立ち上がっていました。それも、上司の手の届かないところで、です。

「嫉妬から解放されて自由になる」とまっすぐ向いて仕事をしていたら、無意識が助けてくれて、これまで自分がやったことのないような大胆な企画を立てることができ、ほんとうに上司から、そして同僚からの嫉妬から自由になって、生き生きと仕事ができるポジションに飛び立っていったのです。

もちろん、年収も大幅にアップして、誰からもうらやましがられる立場になりました。

私はそんな彼女を見たときに、「いいな!」と思ったのと同時に、「嫉妬から解放されて自由になる」とまっすぐ見ていると、無意識がちゃんとその方向に助けてくれるんだ、と無意識の力に感動しました。

そして、私自身、不快な気分になるたびに、自分のなかで、
「嫉妬から解放されて自由になる!」
と意識的につぶやくようになりました。

すると、「自分の進みたい方向をまっすぐに見る!」ということができて、無意識が助けてくれるのを実感できるようになっていったのです。

 

関連記事

×