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“丼もの”も!「オートミール朝食向きレシピ」3選

木村嘉代子

2021年03月18日 公開 2022年10月12日 更新

“丼もの”も!「オートミール朝食向きレシピ」3選

近年、しきりに名前を聞くようになった「オートミール」。ダイエットや健康維持に効果があり、スーパーフードとして欧米諸国で取り入れられてきた食材だ。

日本でも数年前から人気を集めているが、味がないことや、どろっとした見た目から“美味しくないも”というイメージを持つ人が多いのではないか。

オートミールを日常の食事に取り入れてきたという木村嘉代子さんは、著書『なぜオートミールは海外セレブやアスリートに愛されるのか』でオートミールという食材の、栄養価や美味しい食べ方について語る。

本稿ではその中から、朝食にもおすすめなオートミールを美味しく食べるレシピを3つ紹介する。

※本稿は、木村嘉代子 著『なぜオートミールは海外セレブやアスリートに愛されるのか』(impress QuickBooks)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

工夫次第で美味しく食べられる!

オートミールはまさに理想的なスーパーフードですが、伝統的な牛乳で煮た甘いオートミールで苦々しい経験をした人が多く、「オートミールはマズイ」というイメージが強いようです。

オートミールはシリアルコーナーに並べられていますが、その原料は「オーツ麦」。ハト麦や大麦などと同様イネ科の穀物で、雑穀の仲間。しかしここ数年「雑穀ブーム」であっても、オートミールはいつも無視されています。

熱湯を入れて3分ふやかせば、お粥になるオートミール。昆布や梅干しをのせたり、ふりかけをかけたり、トッピングを変えてバリエーションをつけることができます。

最も簡単な食べ方は、スープの素やレトルトなどを使う方法です。コンソメや中華系の顆粒、インスタントスープ、味噌汁、お茶漬けの素は、オートミールをふやかす熱湯とともに入れるだけ。

カレーやパスタソースなどのレトルトは、固めにふやかしたオートミールにかけると、簡単で美味しいオートミールの1品ができあがります。インスタント食品が栄養のある1食に変わり、昼食や夜食におすすめです。

熱湯でお粥にする以外にも、オーツ麦を加工したオートミールは、さまざまな料理にアレンジできます。しかも、調理時間は短く簡単。

オートミールは下記の3つの食感が楽しめます。

〈しっとりモチモチ感〉水を含むと粘り気が出て、小麦粉代わりやハンバーグなどのつなぎに。
〈香ばしいサクサク感〉揚げ物の衣やクッキーなどで、サクっとした食感を。
〈濃厚なとろり感〉シチューやスープ、あんかけのとろみつけにも、オートミールは最適。

シリアル、お粥、スープ、クッキーなど、食事からお菓子まで、アイデア次第でオートミールの料理の幅は広がります。

「美味しくない」という先入観は捨て、食材として「オートミール」を使いこなしてみましょう!

 

食べ方の基本は“ふやかす”

オートミールは、カップ1が約70~80g。お湯でふやかすと、2倍ほどの量に増えるので、1食として、半カップぐらいが適当です。

オートミールの食べ方は、水分を加えて“ふやかす”のが基本。

1. 熱湯で
最も手軽なのが、熱湯を注いで約2~3分待つ方法。この方法は、オートミールが柔らかくなりきらないので、歯ごたえのある食感を好む人におすすめです。

2. 電子レンジで
耐熱容器にオートミールと水、牛乳や豆乳を入れ、蓋かラップをして、1~2分程度、電子レンジにかけます。こうすると、ふんわり感触のオートミールができあがります。

3. 鍋で
小鍋で水、牛乳や豆乳を温め、沸騰寸前にオートミールを入れて、5~10分煮ます。お粥のような、とろとろのオートミールに仕上がります。

また、料理によっては、ふやかさないで材料に加えたり、ドライのまま炒め物にしたりする方法もあります。

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加熱が必要な“スティールカットオーツ”

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