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仕事

部下が本音で話す「たった2つの聞き方」

本間浩輔(Zホールディングス常務執行役員)

2021年04月13日 公開 2023年08月17日 更新

上司と部下

「日頃の雑談」で信頼関係を積み重ねる

本間氏は、日頃の雑談も大切にしているという。1on1で「この人になら何を話しても大丈夫」と思ってもらえるだけの信頼関係を作るには、雑談の積み重ねが重要だからだ。

「何気ない雑談の中で、『実は子供が問題を抱えていて』とか『親の介護が始まったんです』といった話が出れば、上司も『今の仕事量で大丈夫?』『今週の会議は休んでいいから』といった気遣いができる。それが部下からの信頼につながります。

特に今はリモートワークが増え、仕事以外の話がしづらくなっています。だからこそ、上司が意識的に雑談の機会を作ることが大事。私のお勧めは、オンライン会議のときに、上司が一番早くログインして、会議が始まるまでの時間で部下と雑談をすること。あるいは、会議の合間の休憩時間に部下に話しかけるのです。

『今日はちょっと元気ないね』『さっきの提案は良かったね』と雑談すればいいのに、休憩時間に入った途端、キーボードをカタカタと打ち出して、自分の仕事を処理しようとする上司が多すぎます。

物理的な距離が離れる時代だからこそ、部下との信頼関係をいかに築くかが上司の腕の見せどころ。質問力を高めることを目的化するのではなく、信頼関係を築くために質問を使うと考えたほうが、結果的に良い質問ができるようになるはずです」

 

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