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生き方

「優しいとは、弱い立場の痛みを知ること」商売人になってわかった母の言葉の真意

永松茂久(人財育成JAPAN代表取締役・永松塾主宰)

2021年09月27日 公開 2022年03月03日 更新

 

親の教えは、その瞬間にはわからない。あとから効いてくる

こうした教えというのはその瞬間はわからないものだ。しかし、社会に出ていろんな経験をし、やがて

「あのときの言葉はこういう意味だったのか」

とわかってくることが多い。

もちろんどの店を選ぶかはお客さまの自由だ。ビジネスも同じだろう。商品がいいほうに人は集まる。しかし、その陰には事業がうまくいかずに悩んでいる人がいるということも忘れてはいけない。

母はいつも僕に言った。

「優しいとは人に親切にすること。でももっとその前に、弱い立場にいる人の痛みを知ること」

理不尽な部分もある母ではあったが、幼い頃に折に触れて言われたこうした言葉の中に、今大切なことがたくさんある気がしてならない。

 

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