なぜ店員に怒鳴るのか? 「いつも不機嫌な人」に欠けている大切な感情
2022年07月19日 公開 2024年12月16日 更新
「自分を愛する気持ち」が生み出す安心感
ごきげんで毎日を過ごすための1番のポイントは、「自分を愛する気持ちを持つ」ことです。自分を愛する気持ちは「自分はこのままでも大丈夫」という安心感につながり、将来を過剰に心配したり、不安視したりすることがなくなります。
同時に、「もっと自分を成長させよう」という前向きな気持ちで行動することもできます。では、どうすれば自分を愛することができるのでしょうか?
自分を愛するためには、「今の自分は満ち足りている」と感じる必要があります。日常的に、細かなことに対して「満ち足りている」「幸せだ」と感じるようにしましょう。
朝起きたときに「今日も気持ちよく眠れた。幸せだ」と思う。ご飯を食べて「美味しかった。幸せだ」と思う。読書をして「面白かった。充実した時間を過ごすことができた」と思う。
小さなことでよいのです。こうした積み重ねによって、満ち足りた気分を持ち続けることができます。そして「自分は幸せだ」と感じ、自分を愛することができるようになるのです。
ただし、過剰な自己愛には注意が必要です。「自分が正しい」「自分には能力がある」という思い込みは、周囲の人への恨みや不満に変わるからです。
相手に好意を持てば、相手からも好意が返ってくる
もう1つ、自分を愛するために大切な要素となるのが人間関係です。他人に対して怒りやねたみ、恨みの感情を持っていると、不愉快な毎日を過ごすことになります。これでは自分を愛するどころではなくなります。
周囲の人から愛されている、評価してもらっている、認めてもらっているという実感を持つことができれば、自分に対する自信が芽生え、自分を愛することもできます。
よい人間関係を作るには、相手に対して善意を持って接することが1番です。人間関係には反発の法則があるとお話ししました。相手に好意を持てば、相手からも好意が返ってきます。
そうやって楽しい人間関係を作っておけば、自分がどんどん好きになり、「ごきげんな人」の仲間入りもできるようになるのです。