離婚して貯金ゼロ...転職に成功するも「6畳ワンルーム生活」を選ぶ理由
2023年06月05日 公開 2024年12月16日 更新
相手にNOと伝えて自分の時間を増やす
「自分軸」を持てるようになると、他人に振り回されることがなくなり、自分にとって本当に大切なことだけに時間を使えるようになります。
コロナ禍で機会が減ったとはいえ、気の進まない飲み会などに参加している方も多いのではないでしょうか。勤め人としては、上司や先輩からの誘いにNOとは言いにくいですよね。
かつての私にも、断ったら組織にいられなくなるのではという恐怖心がありました。自分のいないところでメンバー同士の関係が深まったり、悪口を言われたりすることがあったら嫌だと思って、会社の飲み会には欠かさず参加していましたね。
でも、あるとき気づいたんです。そういった場では、メンバーとの関係が深まることも、信頼に結びつくことも、ほとんどないということに。
かつての職場に、会社の飲み会にほとんど参加しない人がいました。それにもかかわらず社内での評価が高く、みんなからの信頼も厚かったんです。
ということは、その人は飲み会で評価を上げたり、信頼関係を築いていたりしていたわけではなく、純粋に普段の仕事ぶりや人柄で認められていたんですね。当たり前かもしれませんが、同じ組織にずっといると気づきにくいのかもしれません。
そこで、私も誘いを少しずつ断り、またお酒を飲むのもやめました。お酒を飲むとお金がかかるし、家に帰ったあとや翌日に頭が働かず、仕事や副業に支障が出るからです。
「どうしたの? この前まで飲んでいたのに」と不思議がられたので、「禁酒しているんです」と話しました。すると、嫌な顔をされるどころか「すごいね! なんで禁酒をしているの?」と興味を持ってもらえたんです。
自分の考えを素直に伝えてみると、案外すんなり受け入れられ、かえっておもしろがってもらえることに驚きました。
以前は、常に相手の顔色をうかがって精神的に疲弊していましたが、「自分軸」が明確になってからは、そういうことがほとんどなくなりました。むしろ、周りの人たちとフラットな気持ちでつきあえるようになって、以前よりいい関係を築けている気がします。