「もう年だから」は言い訳...上手くいかない人生が変わる“3週間の行動”
2023年09月04日 公開
人生を敗北に導く言い訳を排除する
言い訳は行動にブレーキをかける。自分はどのような目標も達成できないと思い込むと、その理由づけをすることになる。言い訳は挑戦を断念することを正当化し、すぐにあきらめる原因になる。
なんとしてでも成功したいというプレッシャーはもうなくなったし、失敗することについて思い悩む必要もない。そもそも、もう挑戦しないのだから、失敗するはずがないのだ。
あなたが思いつく言い訳はすべて欺瞞的である。自分を哀れむ感情的表現と、あきらめる理由にはそれなりの説得力があるかもしれないが、言い訳は恥をかくのを避けるための口実にすぎない。だから、行動を起こさない言い訳をするたびに、あなたは自分を戒めるべきだ。
人生で手に入れたいものを追い求めないなら、大損するはめになる。夢をあきらめる言い訳は理にかなっているように思えるかもしれないが、それは自滅にいたる道である。
行動を起こさない言い訳の代表例と、行動を起こすためのポジティブなフレーズを対比しながら列挙してみよう。
・「もう年をとりすぎている」→「何歳になっても、やればできる」
・「あの人ができなかったのに、自分にできるはずがない」→「自分ならできる」
・「今は忙しいから落ち着いたらしよう」→「すぐに時間をつくって取りかかろう」
・「自分にはスキルがない」→「スキルを身につけるために勉強しよう」
・「お金がないから、やめておこう」→「お金はないが、やれることからやろう」
悪い習慣を改める
悪い習慣には、長時間のテレビ視聴とネットサーフィン、ジャンクフード、喫煙、夜更かしと睡眠不足、重要事項の先延ばし、退屈しのぎの衝動買いなどが含まれる。悪い習慣はモチベーションを低下させ、向上心を失わせる。
一方、自分を律するよい習慣は、悪い習慣を改めるのに役立つ。多くの人が長年にわたって悪い習慣にしがみついているのは、それが人生の失敗の大半につながるという事実に気づいていないからだ。
悪い習慣をよい習慣に置き換える7つのステップを紹介しよう。
1. 自分が抱えている問題を特定する
2. その原因である悪い習慣を見きわめる
3. 悪い習慣を打破するための3週間の行動計画を立てる
4. 3週間後の進捗状況を把握する
5. さらに3週間の行動計画を立てる
6. 悪い習慣が再発しないように気をつける
7. 自分の長期的な変化に意識を向ける
私たちは習慣を繰り返すことによって人生を形づくる。改めるべき悪い習慣をひとつ選び、それができたと感じたら、次の悪い習慣を改めることに意識を向けよう。