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クリスマスにフライドチキンより食べられる?「北海道・小樽のソウルフード」の正体

PHPオンライン編集部

2023年12月23日 公開 2024年12月16日 更新

街なかはクリスマス一色。日本のクリスマスは当日やその前後に、家族、友人たちとフライドチキンを食べることが定番です。しかし、北海道の小樽ではとある"ソウルフード"を囲むことが主流だそう。

その正体は「若鶏半身揚げ」。道民以外にはあまり馴染みのなさそうな食べ物ですが、小樽っ子なら誰しも一度は食べたことがある名物とのこと。その真相を、昭和30年代に小樽で若鶏半身揚げを作り始め、いまや道外にも店舗を構える"なるとキッチン"さんに聞いてみました。
取材・執筆:片平奈々子(PHPオンライン編集部)

 

「若鶏半身揚げ」とは一体?

よほどのグルメや北海道好きでない限り「若鶏半身揚げ」の字面だけでは、どのような料理か想像しづらい方も多いかもしれません。まず、その特徴を教えてもらいました。

「若鶏半身揚げは、鶏のおいしさを丸ごと味わえることが売りです。
秘伝のスパイスで1つ1つ丁寧に味付けされた国産若鶏の半身を、一切の衣を使わず高温で一気に素揚げ。シンプルな塩ベースのスパイスで、鶏本来の旨味を引出します。やわらかくジューシーなもも肉やさっぱりヘルシーなむね肉やささみ、手羽先・ぼんじり、全体を覆うパリパリに揚がった鶏皮。1つで鶏の全てが味わえる、当店看板商品にして小樽のソウルフードです!」

小樽にソウルフードがあるとは露知らず、一応同市出身のPHP研究所社員にも聞いてみると「小樽っ子なら、みんな一度は食べたことがあるはず」との返答が。

 

“小樽のクリスマスの定番”って本当?

シンプルな調理法にして鶏の様々な部位を一挙に楽しめる...なんて贅沢なご当地グルメ。小樽ではクリスマスにも食べる習慣があると噂ですが、それは本当なのでしょうか?

「クリスマスのチキンといえば『なると』という小樽市民の方は多いと思います。子供の頃からクリスマスイブには必ずなるとの若鶏半身揚げがテーブルに並び、大人になった今も変わらずクリスマスイブはなるとというほど地元で根付いています。定期的に食べたくなる味です。」

 

じつは小樽以外でも食べられます


なるとキッチン五反田店

小樽の大衆食堂をルーツに持つ「なるとキッチン」は全国に18店舗を展開しているそう。

「なるとにはのれん分けの系列店がたくさんあり、それぞれ親族を中心に別会社が経営しています。北海道を中心になると・なると屋などが系列で存在します。北海道以外に出店している店舗は全て『なるとキッチン』が手がけています。」

都内では渋谷や五反田などに出店があり、小樽の味を気軽に楽しめます。小樽っ子以外でも若鶏半身揚げをクリスマスの選択肢に加えられますね。

しかも現在、Xmas限定チキンボックス(販売期間:12月22日(金)〜25日(月)4日間)を販売中で、予約なしでも購入可能とのこと。今年、チキンの予約に出遅れてしまった方は、さっそくお店を覗いてみてはいかがでしょうか。

 

お酒のお供にもぴったり

最後に若鶏半身揚げの美味しい食べ方を聞いてみました。

「基本、注文を頂いてから揚げるため、揚げたてを食べるのが一番おいしいです。もも・むね・手羽先など部位が異なりますので、まずは脂身があるもも、次にさっぱりなむねを食べていただくと飽きが来ず最後までお楽しみいただけるかと思います。ビールやハイボールなどお酒のお供にも最高です。」

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●参考
プレスリリース(NEWSCAST)
なるとキッチンHP
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