カルテを作るとメニューが決まる? 東京・下北沢に「心と体に向き合う」カフェが期間限定オープン
2024年08月31日 公開
仕事や家事に忙しい生活の中で、気づけば理由もなくイライラ、モヤモヤ...... 時にその不安定な心の状態が、体調に表れ出てしまうことも。とくに2,30代の若い世代は、何かおかしいと感じても、我慢や見て見ぬふりをする人も少なくないかもしれません。
そんな若者をターゲットに、サントリー食品インターナショナル(株)はセルフケアを始めるきっかけをつくることを目的に「~悩みごとから注文するカフェ~ CAFÉ menphys」を、2024年8月30日(金)から9月1日(日)の3日間、期間限定で開催。若者に人気の街・下北沢で行われています。
体験イベントに取材としてお邪魔してきました。その模様と、menphysプロジェクト企画担当・佐藤和夢さんにイベントやプロジェクトについてお聞きした内容をお届けします。
オープンサンドを食べながら「隠れた悩み」を知るきっかけに
カフェの特徴は、料理の注文方法。通常のメニューではなく「カルテシート」を渡され、来店者は自身の心身の不調や悩みをカルテシートから選択。すると、それらの緩和に役立つ栄養成分を含む食材を使用したオリジナルオープンサンドが提供されます。
案内された席に着くと早速カルテシートが渡され、6つの不調からいま抱える悩みに近いものを2つ選ぶことができます。
選んだのは、イライラしたり、落ち込んだり、女性特有のこころとからだの不調の「MOOD」と、寝付けない、眠りが浅いなどの睡眠にまつわる悩みの「SLEEP」。
自分は何に悩んでいるのかな... カルテシートとにらめっこしながら、じっくり心と体を見つめてみると、普段さほど意識せず蔑ろにしていた「モヤモヤ」に気づくことができました。
そしてシートをスタッフさんに渡すと、メニューの書かれた2枚のカードが手元に。好みや気分に合った方のオープンサンドを選んで注文をします。
「MOOD:豆腐ディップとスモークサーモンのオープンサンド」か「SLEEP:のり塩バターゆで鶏のオープンサンド」の2択。少し迷ったのですが、豆腐ディップに惹かれて前者にしました。
豆腐に含まれたイソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをし、精神の安定効果が期待されるのだそう。
食べてみると程よくニンニクの風味が効いた滑らかな豆腐ディップに、塩味のあるスモークサーモンが食欲をそそるお味。飽きることなくペロッと食べられました。
メニューは料理家で管理栄養士の長谷川あかりさんが監修。SNSでも人気で、長谷川さんの紹介しているレシピを真似たことのある人も多いのではないでしょうか。
先ほどもらったカードには、頼んだメニューのレシピが書かれています。
「レシピは全て、お近くのスーパーで入手しやすい食材を使って考案しているので、イベント後も、自宅で作って食べ続けることで、お悩み改善の一助になれたら嬉しいです」と長谷川さんはコメント。
自分の悩みに適したレシピを、また再現できるのは嬉しいポイントですね。
オープンサンドにはドリンクが一杯ついてくるので、下北の街を散策しながらふらっとカフェ利用にもぴったりです。
【イベント概要】
悩みごとから注文するカフェ CAFÉ menphys
・料金 ¥500(税抜)
・ご提供内容 オープンサンド1皿・ドリンク1杯
・開催期間
8/30(金) 11:30-17:00
8/31(土) 11:30-17:00
9/1 (日) 11:30-17:00
・お店へのアクセス
ピッツェリアエイト下北沢
住所:東京都世田谷区北沢2-11-16 ミカン下北A街区1F
アクセス:小田急小田原線,京王井の頭線下北沢駅東口より徒歩約1分
※台風の影響でオープン時間、イベント内容が変更する可能性がございます。
詳しくは公式SNSよりご案内させていただきます。
■サントリー メンフィス GABA&大豆イソフラボン&鉄分
<Instagram>
https://www.instagram.com/suntory_menphys_fe/
<X>
https://x.com/menphys_fe
■サントリー メンフィス GABA&アルギニン&亜鉛
<Instagram>
https://www.instagram.com/suntory_menphys_zn/
<X>
https://x.com/menphys_zn
若者にこそ心と体の問題に気づいてほしい
このポップアップイベントはサントリーによる「menphys(メンフィス)プロジェクト」※の一環。"人に言いづらい若者の悩みを、心と体の両面からサポートする"ことをコンセプトとしています。
プロジェクトの立ち上げのきっかけになった"20~30代の現場社員の実体験や思い"だそう。サントリー社員でプロジェクトを担当する佐藤和夢さんが当時を振り返ってくれました。
「以前から会社の同僚や後輩、また学生時代の同期から、"女性特有の心や体の悩み"について相談を受けることがよくありました。ある時、社内でこのプロジェクトの話が持ち上がり、改めて女性ならではの悩みを勉強してみると、私自身にも当てはまっていることに気づきました。イライラして誰かにあたってしまう原因はこれだったのか、と。多くの女性が抱えるこの悩みをなんとかしたい気持ちでこのプロジェクトに参加しました」(佐藤さん)
今回の期間限定カフェは、プロジェクトで開発した商品を手に取ってもらうことが一番の目的ではないといいます。
「この3日間のイベントは、商品の販促というよりは、私自身も体に向き合って自分の体を知ることができたのと同じ様に、ターゲットの若い方にとっても体について考えるきっかけになればという思いがあります。
カルテシートで選べる6つの悩みは、『若者ぶっちゃけ健康白書』という弊社で行った若年層に対する調査結果の中から、人には言いづらい悩みの代表的なものを選びました」(佐藤さん)
女性の抜け毛や天気による体調の浮き沈みなど、第三者にあえて言うことは少ないかもしれませんが、日々自分だけで背負うことになるモヤモヤの代表格が出揃っています。
プロジェクトは若者がメインターゲット。その理由についてうかがいました。
「健康診断で何か数値が出れば、誰もが体の問題に気づけると思います。でも、20代~30代の若い人の不調は数値には表れづらい傾向にあります。また、体力もあるのでなんとなく不調をカバーできてしまう。だからこそ、気づきにくい、人に言えない若者の不調をサポートできる取り組みになればと考え、ターゲットを設定しました」(佐藤さん)
イベントに先駆けて8月27日にパーソナルメンテナンスドリンク「menphys」が発売されました。その特徴やこだわりは何でしょうか。
(商品のプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000658.000027480.html)
「女性向け、男性向けとありますが、女性向けはGABA&大豆イソフラボン&鉄分と商品名にもあるように、女性に不足しがちな作用する栄養分が入っています。
開発にあたって沢山の女性にお話を聞いてきましたが、多くの女性が鉄を含む栄養ドリンクを飲んでいました。しかし、メンタル面に作用するようなものは少なかったため、『menphys』ではGABA&イソフラボンと組み合わせることで、フィジカルだけでなくメンタルのサポートにもつながるドリンクに仕上げました。味はアップルマンゴーで、すっと飲みやすい仕上がりになっています」(佐藤さん)
実際に飲んでみると、栓を開けたときからほんのりマンゴーの香り。甘すぎず、すっきりとしているので習慣として取り入れやすいドリンクだと思いました。
※「menphys」(メンフィス)とは、「Mental(心)」と「Physical(体)」を組み合わせた造語です。
【佐藤和夢(さとう・かずむ)】
サントリー食品インターナショナル(株)ブランドマーケティング本部
【長谷川あかり(はせがわ・あかり)】
料理家・管理栄養士
1996年生まれ。埼玉県出身。料理家・管理栄養士。小学6年生からタレント、俳優としてキャリアをスタート。2018年に芸能界を引退し、栄養学を学べる短期大学に入学。翌年には管理栄養士の国家資格を取得するために4年制大学編入。授業と並行して、スープ作家の有賀薫氏のアシスタントとして活動を行う。2022年、管理栄養士の資格を取得し、本格的に料理家・管理栄養士として活動。