チェック柄を選ぶと裏目に? 仕事がうまくいく人のスーツ姿とは
2018年07月24日 公開 2019年09月13日 更新
ダサくならない裾丈はハーフクッション
そして、多くのビジネスマンが見直すべきは、スラックスの裾丈です。
日本の世の中のスーツは何がダメなのか?
ひたすら道行く人を観察した結果、スーツ姿が様になっていない人の9割は「裾が長すぎて」ダメだということに気づきました。
中には上着の肩幅が大きすぎる、小さすぎるという人もいますが、圧倒的にスラックスの裾が中途半端に長く、靴のところでたまっている人が多いです。
いわゆる「クッション(たるみ)」が出すぎてしまっています。
自分は大丈夫だと思っているあなた。今すぐ確認してみてください。自分が思っているよりクッションが出てしまっている人は、かなりの割合でいると思います。
靴にスラックスの裾がかかって「へにゃ」っとシワができている状態。これが「クッション」です。
裾が靴の甲(紐部分)に当たって、一折りするくらいの長さをワンクッション。裾が靴の甲に触れるくらいで、動けばソックスがわずかに見えるか見えないかくらいの長さをハーフクッション。
裾が靴の甲には当たらない、少し動けばソックスがすぐに見え隠れする長さをノークッションと呼びます。
オーソドックスなスタイルだと、これまではワンクッションがベストだと信じられてきましたが、私のおすすめはハーフクッションです。
スーツ売り場の店員さんの裾をよく見てください。彼らの裾はたいてい短いです。靴の上にスラックスの裾がつかないノークッションの人もいるでしょう。
では、なぜスーツでクッションが出すぎていると、ダサくなってしまうのか。
答えは簡単。クッションはシワを作るからです。しかも体の中でも、目にとまりやすい先端にできてしまうわけです。
だから私はハーフクッションで基本、ほとんどシワができないようなスタイルをすすめています。
世の男性を見ていると、下手すれば「ツークッション」くらいのシワで普通に歩いている人も目につきます。それではドレスとして完成されているスーツスタイルが様にならないのは当然です。
スラックスの裾にクシャクシャとシワが入ると、せっかくのスーツがルーズな印象になってしまいます。
裾は一番目立つ場所ですし、シワはあなたが思う以上に目立ちます。すると脚の長さが際立ち、私たち日本人の短足気味の体型が目立ってしまうのです。
シワはつけばつくほどルーズな印象になり、ないほどスッときれいな細身に見えます。シワをつけないハーフクッション(またはノークッション)を意識するだけで体型が変わったようなスマートな印象になるのです。