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あなたのマネジメント大丈夫? モチベーションを失った若手・中堅社員の生の声

沢渡あまね(業務改善・オフィスコミュニケーション改善士)

2018年08月28日 公開 2022年02月22日 更新

 

とにかく、マネージャーはこの4つをやってください!

部下のモチベーション向上や育成もマネージャーの責任です。部下を野に放っておけば勝手に育つわけではありません。

かといって、事細かに指示をすると部下の成長を妨げます。マネージャーとして絶対やってほしいことを4つ挙げます。

(1)改善や育成を検討する時間をとる
まずは、とにかく業務改善を検討したり、育成を検討する時間を確保してください! すべてはそこからです。

強制的にでも、時間をとる。予算を取る。担当者を決める。それを仕事として認める。それをやらない限り、いつまでたっても業務改善も育成も進みません。

たまたま問題意識の高い社員、たまたまチャレンジ精神旺盛な社員、たまたま物怖じせずズバズバとものを言う社員、たまたま勉強熱心な社員に甘えていては、組織の安定した成長は期待できません。また、やがてそのような社員も、モチベーションを失ってしまうでしょう。

(2)とっとと決める
決めてもらえない状態が続くと、部下はモチベーションを下げます。その仕事に対して熱量があればあるほど。よって、上司はできるだけ迅速に意思決定しましょう。

とはいえ、上司もサラリーマン。企業規模が大きければ大きいほど、自分1人では決められないもの。

せめて、「いつ」「だれが」「どのようなプロセスで」決めてくれるのかだけでも、部下にきちんと説明しましょう。それだけでも、部下の納得感が変わります。

(3)任せきる
部下を信じて任せる。余計な口出しはしない。人は、自分を信じてくれた相手を信頼します。

逆をいえば、信じてくれない相手は信頼しようがありません。部下は自分に仕事を任せてくれることで、主体性をもち、やがて仕事に対する誇りをもつようになります。

(4)いったん受け止める
すぐに否定する。部下の話をさえぎる。持論を押し付ける。それが、部下の提案意欲を削ぎます。まずは部下の話をきちんと受け止める。そのうえで、

「その先の本来の目的や目指す姿はどこか?」
「どうしたら実現できるか?」
「何が足りないか?」

をいっしょに悩み、アドバイスしましょう。

「この上司は自分の意見をきちんと受け止めてくれる」
「この組織は、提案を実行に移そうとしてくれる」

この安心感が、社員への改善提案やチャレンジをする内発的動機づけになります。組織風土は、こうして醸成されるのです。

 

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