「ゆとり世代社員」最強説 30代以上は置き去りにされる
2018年09月18日 公開 2022年11月30日 更新
ゆとり世代の次の世代は、さらに加速して大人たちを追い抜いていく
さて、この「ゆとり最強説」は、会社でも同じことがいえると私は思う。今後、ゆとり教育を受けた世代のなかから、常識にとらわれない柔軟な思考をもった人材が次々と登場することは間違いない。
すると、会社に入ったばかりの新入社員より、40代のほうが仕事ができないということが珍しくなくなる。いまの40代以上の人たちは、もはや若い世代の足を引っ張るだけになり、定年まで持たずに駆逐される人も続出するだろう。
さらにいえば、ゆとり世代の次の世代、いまの10代はより脅威といえる。藤井聡太と同じ世代か、少し下の世代だ。
いまの20代は物心つくころに携帯電話やスマホが出てきた程度だが、いまの10代は生まれたときからあらゆる「文明の利器」に囲まれて育っている。
彼らは中学校の技術の授業で、3DプリンターやCADソフトを使ってものづくりをしている。ごく当たり前のように最新技術に慣れ親しんでいる世代だ。
そんな子どもが大人になるころには、技術革新のスピードは日進月歩どころではなくなるだろう。いまの20代、30代もあっという間に追い抜かれる可能性がある。
あなたは、そのスピードについていけるだろうか。
※本記事は、成毛眞著『定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略』(PHP研究所刊)より、一部を抜粋編集したものです。