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社会

「副業が会社にバレてしまった人」が犯した"ミス"

小林昌裕(副業アカデミー代表)

2019年02月19日 公開 2022年02月01日 更新

副業が会社にバレた人の失敗談

本業にいい影響ばかりある副業ですが、やり方に気を付けないと足をすくわれ、本業に支障をきたす可能性もあります。

最大の失敗は「何も行動しないこと」ですが、行動した先にも、想定外の出来事はいくつも起きます。そのことを象徴する例をご紹介します。

不動産関係の会社に勤めている内藤さん(女性)は、現在44歳ですが、40歳になったのを機に副業に興味を持ち始めました。

勤め先の職場では3年おきに全国転勤があるため、将来設計を考えたときに、「これでは大切な人のそばにいることができない」と気付いたそうです。慣れない土地で一から人間関係を築いていくことにも、負担を感じていました。

また、シフト制のため土日も関係なく働きます。友人と会う機会も減り、会社の人との付き合いが増えてしまい、自分の世界が広がらないことが、大きなストレスになっていました。

「会社にこれ以上依存するのは良くない」

そう危機感を抱いた内藤さんは、「アマゾン物販」を始めます。
もともと事務処理能力が高い人だったので、順調に収益を上げていきました。読書や登山といった趣味に時間を使うよりも、副業をしているほうが、得られる知識や刺激が大きいとわかり、ポジティブに副業をしていました。

自分の視野を広げるために始めた副業が、収入面でも精神面でもいい効果をもたらしたのです。

内藤さんは、当時の通勤時間は片道40分で、その間にスマホを使ってリサーチし、2~3品ぐらいは目星をつけ、実際に仕入れていました。

同じ通勤時間でも、ボーッとしたりスマホゲームをしたりしている人も多いですが、こういうボーッとしたりダラダラしたりしている時間を削ると、意外に時間は作れるものです。

本当は昼休みにも仕入れをしたかったのですが、会社は副業を認めていなかったので、そこは注意して周りに誰もいないときだけスマホを取り出していたそうです。

こうして内藤さんは徹底的なリサーチで正しい仕入れを地道に続け、アマゾン物販は次第に軌道に乗ってきました。

問題が起きたのは、ちょうどそのころでした。副業をしていたことが、会社にバレて注意されてしまったのです。

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会社はなぜ副業に気づいた原因は「あのSNS」

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