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バイトテロ「起こさない人」だけを採用するシンプルな方法

平賀充記(ひらがあつのり:ツナグ働き方研究所所長)

2019年03月15日 公開 2022年08月16日 更新

定期的な1対1ミーティングを大切に

せっかく人が入ったのに、「忙しから」と、OJTもそこそこに現場に放り込んでそれっきり……という教育をしていると、スタッフのモチベーションは下がります。それが、問題を起こす原因になることも少なくありません。ですから、採用した人材には、アフターフォローが必要なのです。

そこで、おすすめしたいのが、今流行の1対1面談「1on1」です。
たとえば、少し店の雰囲気がわかってきた3日目、なんとなく仕事がわかってきた3週間目、自分なりに動けるようになってきた3カ月目……。このように「3」のつくタイミングには、なんらかのコミュニケーションをとったほうがいいとよくいわれます。

こうしたタイミングに限らずとも、必ずどこかのタイミングで「フォロー面談」を実施しましょう。1対1で対話する場を設け、実際に働いてみての感想についてヒアリングするのです。

「入社前のイメージと実際の職場のギャップはないか」「先輩との関係性はつくれているか」「孤立していないか」「教えたことは理解できているか」「困ったことはないか」など……、さまざまな角度からチェックしてください。

ていねいに気持ちを聞き出す「傾聴」の姿勢で理解しようと努めることで、新人との距離が少しずつ縮まり、問題の芽を摘むことができるのです。

なお、フォロー面談の日程は、「初日」の段階から決めておきましょう。
これはものすごく大切なことです。

なぜなら、新人が辛い経験をしたり、1人で悶々としている時期があったりしても、面談日が決まっていれば、ある程度、耐えて待つことができるからです。

また、面接時に出た不平不満のような話も、業務改善のアイデアにつながることがあります。そういった貴重な意見が出たら、即実行することが大切。こうして少しずつ「働きやすい現場」を作っていきましょう。

信頼できる人材確保ができる職場は、常に工夫と努力を続けています。これらの事例を参考に、あなたの職場が人手不足を解消し、バイトテロとは無縁な場所となることを期待しています。

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