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世界でも突出する「日本人のインスタ好き」…今さら聞けないその理由

坂本翔(ROC代表取締役CEO)

2019年10月03日 公開 2023年07月27日 更新

 

3種類の「投稿方法」を使い分けられることが人気の要因

Instagramには、大きく分けて3種類の投稿方法があります。それが、「通常投稿」「ストーリーズ」「IGTV」です。

●通常投稿
通常投稿は、Instagramのアプリを開くとフォローしている人の投稿が流れて来る、フィードと呼ばれる画面に縦並びで表示される投稿のことです。「Instagramの投稿」と言えば、一般的に「通常投稿」のことを指します。

通常投稿では、写真または動画を、1回の投稿につき10件まで投稿することができます。また、主に「画像または動画+文章+ハッシュタグ」という組み合わせで構成するのが一般的です。通常投稿の場合、ひとつの動画の長さは、3秒〜60秒までです。

●ストーリーズ
ストーリーズは、メインの画面であるフィードの上部に、投稿者のアイコンが横に並ぶ形で表示される、24時間限定で公開される投稿です。

日本のDAU(Daily Active User)の70%以上がストーリーズを活用しており、日本だけで1日700万件以上のストーリーズが投稿されていると言われています。

通常投稿とは異なり全画面表示されるので、没入感・臨場感があり、自社の商品やサービスを身近に感じてもらいやすいと言えます。

ストーリーズでは、写真または動画の投稿が可能です。写真はスマートフォンの形に合わせた縦型で投稿するのが主ですが、横型の画像も投稿できます。ストーリーズで投稿できる動画は、通常投稿の動画よりも短く、1動画あたり最大15秒までとなります。

ストーリーズには、その他に文字だけで投稿できるタイプモードなどがあり、様々な表現が可能です。本来は24時間経過すると消えてしまうストーリーズですが、「ハイライト機能」を使うことで、プロフィールページに自分のストーリーズをジャンル分けして残すこともできます(第2章『06 「ハイライト」は1冊の雑誌として考える』参照)。

●IGTV
IGTVは、Instagramの投稿方法の中では、最も新しい機能です。15秒〜10分という長時間の動画を投稿できます(認証アカウントなどの一部アカウントでは60分まで可)。Instagramとは別に、IGTV専用のアプリもあります。

ストーリーズと同様、スマホの画面に合わせた縦型動画で、横に指をスライドさせるスワイプ操作によって、次の動画へサクサクと移動することができます。

この「他の動画へ移動しやすい」という特徴は、ともすれば、興味がないと思われるとすぐに別の動画へ移動されてしまう、ということを意味します。まずは動画の再生前に表示されるカバー画像で目に止めてもらい、さらに冒頭の数秒で視聴者を引き付けられるような構成を考えないと、すぐにユーザーが移動してしまうので注意が必要です。

このように、通常投稿に限らず様々な方法で商品やサービスの魅力を表現することができるのも、Instagram人気の理由です。タイムラインを眺めるときには、これら3種類の投稿の使い分け方にも注目してみましょう。

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