40年以上も布教に身を捧げた神父…死の直前だから告白した「衝撃の過去」
2020年01月29日 公開 2020年02月05日 更新
死を目前にして、人はようやく解放される
アランによると、死を前にすると誰もが子ども時代のことを語りだすという。それは、もしかしたらまだ死が少しも姿をあらわしていなかった、あの頃に瞬時に戻ることができるからかもしれない。
「彼らは心情を告白し、自分の弱さを素直に認めます。もうプライドなんか気にしているときではないのです。
うまくいかなかったこと、避けてきたこと、臆病さ、苦しみ、裏切りなど、ふだんの生活では表にできないことを、素直に認めることができます。
彼らにとって自分が過去に誰と喧嘩したか、いまどんな不安があるかなど、もうどうでもいいんですね。
私たちは、「その日」を前にしてやっと、さんざん自分を縛ってきた恐怖、誤った熱狂、間違った価値観などから解放されるのです」。
マイケルは、インタビューのラストを穏やかに、かつ堂々とした言葉で締めくくる―。
「おれは満足し、平和で、落ち着いている。不安も恐怖もない。ただ、興奮している。何かが泡みたいに湧きあがってくる。やるべきことはなしとげた。やましいことは何ひとつない。
おれは胸をはって、何も身につけず、この地上から出て行き、昔やってきたのと同じ道を行くんだ」
【アンドルー・ジョージ氏、来日が決定!】
「その日」の前に―Right,before I dieー展
2020年2月14日(金)~2月21日(金)
場所:渋谷区文化総合センター大和田(東京都)
詳細は→ https://www.shibu-cul.jp/news/7408.html