「東京との差は…」急増中の“田舎暮らし希望者”に体験者が教えるリアル
2021年01月28日 公開 2022年10月20日 更新
(4)家と近所以外の繋がりを失わない
私は田舎に住んでいても、「東京にいた時と変わりませんね」と言われることが多いのですが、それは地域以外にも複数のコミュニティに所属しているからだと思います。
職場でも地域でも家庭でも同じところにいると情報は必然と凝り固まります。似たような情報しか流れてこなくなるため、できれば3つ以上の異なるコミュニティに積極的に入るようにしています。
私の場合はネット系のマーケティング、経営者、MBAなどのコミュニティに時間があれば顔を出すようにしています。地方にいるのであれば、その地域以外の情報が流れてくる情報源を持つ意識が大事です。今はオンラインイベントに移行していますが、時には都心に実際に出てみるのもいいですね。
「都会と同じように働きながら田舎や郊外でのんびり暮らす」という夢を持つ人は、少なくないでしょう。しかし一歩踏み出す勇気がなかったり、周囲の人の「田舎の人間関係は大変」などの意見で立ち止まる人も多い。
しかし、私や他の移住者の実体験を聞いていると、ポイントだけ押さえておけば決して不可能でも難しいことでもありません。むしろ、暮らしの固定費を下げて、誘惑の少ない場所で仕事に集中でき、余った時間を有意義に使えるチャンスがあるのです。自分の人生をもっと自分らしく使える人が増える事を願っています。