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生き方

やってみよう!感情の整理 やる気は自分にしかつくれない

有川真由美(作家/写真家)

2012年05月08日 公開 2022年12月28日 更新

 

ほとんどは思い込みがブレーキになっている。

図々しいようですが、私は、本気で叶えたいと思ったことは、実現できると信じています。やり方さえわかれば、なんとかなるんじゃないかと。最初は途方もない野望に思えても、なんとかなってきたし、これからも実現していくでしょう。

……なんていうと、「あなたは、できるでしょうけど、私は無理よ」「そんなにうまくいくわけはない」などと、思ってしまう人はいませんか?

これって本当にもったいない。勝手に自分の可能性の枠を、自分の思い込みで決めつけて、「これが限界」とブレーキをかけているのです。

「私って、~な人だから」「私は、~は苦手だから」「私は、~はできないから」などと、頑なに自分の性質を決めつけている人もいます。これも、もったいない。思い込みがなかったら、自分への悪感情はなく、新しい自分を発見できるかもしれないのに。

人に対しての思い込みもやっかいです。「あの人は、自分のことしか考えていないのよ」なんて、勝手なレッテルを貼ってしまうと、いつも悪意の感情で相手を見てしまうかもしれません。ひょっとしたら、いい人かもしれないのに。

私たちの可能性は、思い込みによって狭められています。

出てきているのはほんの一部で、まだまだ奥深く、とてつもなく大きな力が眠っているはず。やり方次第では、それが引き出されることだってあるのです。

“思い込み”は、怒りや自己嫌悪などになり、感情の整理を阻害します。

極貧生活から起業し、年商数億円の会社社長になった30代の友人がいます。現在は、月に2、3回しか出社しないプチリタイヤ生活を送り、海外を飛び回り、行くたびに「ここと仕事がしたい」と商談成立。とにかく、やりたいことは行動し、実現してしまう人。

彼女の成功の理由はいろいろあるでしょうが、いちばんは思い込みのなさ。

もし、彼女に「私はお金には縁がない」「社長は、毎日会社に行ってだれよりも働くもの」「外国語ができなければ海外で仕事はできない」などという思い込みがあったら、すべての行動にブレーキがかかっていたでしょう。

彼女は、自分の願望や会社の未来予想図のイメージを描いて壁に貼っているとか。へンな思い込みはない代わりに、「ひょっとしたらいけるかも」という一点だけは信じて疑わないのです。

人や自分や世の中に対する思い込みの枠を全部、とっ払って、「ひょっとしたら……」と考えるほうが、ラクだし、楽しい。自己嫌悪の感情なんて、吹っ飛ぶはずです。

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「好き」を多くすると、やる気は出てくる。

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