一人で仕事を抱え込まない
真面目な人や向上心がある人ほど、仕事を引き受けすぎてしまったり、「これもできるよね」と多くの仕事を任されたりします。仕事ができるのは素晴らしいことですが、一人でやり切ろうとすると、あなたを気にかけてくれている人の存在に気づけなくなります。
人に任せたほうが効率が上がり、あなたの能力を発揮する別の場所が開かれることもあります。思い切って周りに任せてみましょう。
自分の豊かさを人にも還元する
優秀なリーダーや責任者、経営者の多くは、社員の生活の充実を第一に考えています。
人は、生活が充実すれば、よりよく働くにはどうしたらいいかを考えるようになります。私が知る女性経営者は、利益が出たらちゃんと社員に還元することを徹底しています。その結果、社員の働く意欲は高まり、会社も年々成長しています。豊かさは独り占めせずに共有すると、大きくなって戻ってきます。
人と比べるのではなく自分と比べる
いい加減に働く人を見ると、真剣に働くのがむなしくなることはありませんか? 組織には343(さしみ)の法則というものがあります。
はじめの3割の人は1000円の仕事を1000円以上の質で、4割の人は1000円ちょうどの質で、最後の3割の人は1000円以下の質でするというものです。
はじめの3割になるのを目指したいなら、人と自分を比べるのではなく、過去の自分と今の自分の働き方を比べることに集中しましょう。
【著者紹介】
中井耀香(なかい・ようか)
1964年生まれ。古神道数秘術家。20代よりさまざまな占術、開運術を学び、和暦を使った日本人に合う開運方法を編み出す。『幸運の神様とつながる すごい! 習慣』『天を味方につけてベストパートナーを引き寄せる すごい!「縁むすび」』(以上、PHP研究所)など著書多数。