仕事運がいい人はどんな働き方をしているのでしょうか。古神道数秘術家の中井耀香さんが、仕事運を上げるポイントについて語ります。
※本稿は、『PHPスペシャル』2020年6月号特集「運のいい人がしていること」より、一部を抜粋編集したものです。
打算的な思考のない人がうまくいく
誰もが知る大手企業で働いている友人がいます。彼は最初、アルバイトとして入社したのですが、働きぶりが評価されて、1年足らずで正社員になりました。
正社員になって、もっと仕事のレベルアップを図りたいと思った彼は、働きながら大学に通うことを決め、経営と財務を学び始めます。そのかいあって能力はぐんぐん上がり、あっという間に出世して、多くの部下を抱えるチームのリーダーになりました。
彼には、打算的な思考がありません。リーダーになりたくて働いていたわけでも、いい学歴が欲しくて大学に通っていたわけでもなく、仕事のパフォーマンスを上げるためにはどうすればいいかだけを考えて行動した結果、周りから認められ、引き立てられるようになったのです。
損得を考えずに真面目に取り組もう
仕事がうまくいっている人に共通しているのは、「今、ここで懸命に働く」という姿勢です。
やりがいが欲しい、認められたい、出世したい、お給料が欲しいと愚痴や文句を言わず、目の前の仕事にただ集中するのは、実はとても難しいことです。多くの人は、自分がメリットを得ることだけを考えて、打算的に動いてしまいます。
しかし、損得を考えず、自分の仕事に真面目に取り組む人が、最後には必ず幸運を手に入れるようになっています。