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仕事

40歳から伸びる人、伸びない人の差はここだ!

田中和彦(人事採用コンサルタント)

2011年02月01日 公開 2021年04月28日 更新

 

「やることリスト」を実行するために「やらないことリスト」を作る

人生の目標を定め、優先順位を決めたら、今度は、それを実行するために何をやるか、です。

目標の実現のためには、まず「やるべきこと」を考えましょう。これもリストアップしていきます。

どうですか? 「やることリスト」が完成したと思います。しかし、これだけでは不十分です。ただでさえ忙しいのに、それにプラスして、やることが増えたのです。どんなに時間の使い方がうまい人でも、やりくりはそんなに容易ではありません。

大切なのは、「やらないことリスト」です。

意識しないと、ついつい時間を費やしてしまい、時間を無駄にしたと後悔しやすいことを挙げていけばよいのです。

習慣的にテレビのスイッチをオンにして、意味もなく何時間もお笑い番組を観てしまうなんてことがありませんか?

何かを手に入れるためには、何かを捨てなくてはなりません。それが、人生のタイムマネジメントの原理原則です。

「やることリスト」を実行するために、「やらないことリスト」があります。そのふたつが完成してはじめて、時間が捻出でき、目標のための行動が可能になります。

 

「今は、やらないことリスト」でパワーを「選択と集中」

実は、「やらないことリスト」には、単にやらないことをリスト化するというもの以外に、もうひとつ別の意味のリストが存在します。これも、タイムマネジメント的な発想から考えられるものです。

何かというと、「今は、やらないことリスト」です。

「やることリスト」を眺めてみてください。その中には、「自発的にやりたい」ものもあれば、目標のために「嫌だけどやるべき」ものもあるはずです。

人は、どうしても「やりたい」ものから手をつけがちです。しかし、これも優先順位を考えると、後に回したほうがいいというものもあるはずです。

 そんなときには、一時的に「今は、やらないことリスト」に挙げておいて、封印しておけばよいのです。「選択と集中」という言葉もありますが、それは「やることリスト」にも当てはまるのです。

 

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