周囲に好かれ、人間関係をうまく築ける人と、そうでない人。その違いはどこにあるのでしょうか。
本記事では、人間関係で生まれるネガティブな感情への向き合い方に加え、相手に「また会いたい」と思われる"選ばれる人"になるためのポイントを、書籍『選ばれる人の100の習慣』から紹介します。
※本稿は、井上裕之著『選ばれる人の100の習慣』(日経BP)より一部抜粋・編集したものです。
人間関係の問題と向き合う
日々の生活の中で、多少なりとも人間関係における「嫌なこと」に直面することが誰にでもあります。たとえば、相手に対する期待があり、「こういう反応が返ってくるだろう」と思っていたのに、反応がなかったり、思い通りの反応ではなかったりしたとき、気持ちがいいものではありません。
そんなとき、気分を変えようとリフレッシュを試みる人は多いかもしれません。けれど、どんなに気分転換しても、問題の本質が解決されていなければ、「嫌なこと」を引きずったり、同じことが起きたとき、同じ思いを繰り返すことになります。
あるいは、「嫌なこと」があったときに、「人間なんだから考え方に違いがあって当たり前。仕方がない」と受け流す人もいます。ひとつの考え方、対応策ではありますが、それでは、相手を突き放した関係となり、問題は曖昧なままになります。
「嫌なこと」があったときは、「自分を知り、相手を知り、自分と相手との違いがあるのを認める」ことが、人間関係を構築する上で大切です。
選ばれる人は、「嫌なこと」があったとき、感情を抑え込まず、まずは自分に対して3つの質問をして、徹底的に向き合い、納得できる答えを見つけています。
【ネガティブな状況で感情と向き合うときの3つの質問】
① なぜその状況になったのか?
② 自分の考え方に間違いはなかったのか?
③ 自分の考え方に間違いがなかったとすれば、そう受け取ってしまった相手の背景、状況に何があるか?
ひとりで考えていると視野が狭くなりがちだと思うときには、信頼できる人や専門的な立場の人に、自分の考えをぶつけてみるのもひとつの方法です。
客観的な視点を取り入れることで、冷静な理解が生まれ、納得に近づけます。
さらに必要があれば、意見が対立している相手と話し合います。こうした作業によって、相手は「自分がなぜそういう意見を言ったのか」に気づきます。自分も、思考の癖に気づける可能性があります。
「嫌なこと」も納得するまで向き合えば、お互いが成長できる機会となります。
いつも晴れやかな気持ちでいる
いつも晴れやかな気持ちでいる。それは、心にわだかまりがなく、すっきりと明るい状態でいることです。
こうした心の状態は、自分にとっても、周囲の人にとってもプラスになります。自分の気持ちが晴れやかだと、自然と前向きな行動が取れるようになり、周囲からも「一緒にいて心地いい」と感じてもらえるようになります。その結果、信頼や協力を得やすくなり、人間関係も仕事もうまく回り始めます。
では、どうすれば、そんな晴れやかな気持ちを保てるのか。
鍵は「感情の使い方」です。感情を抑え込んだり、ため込んだりすると、気持ちは重くなり、心の晴れやかさは失われていきます。大切なのは、自分の感情を上手に「表現する」ことです。
上手な感情表現は自分の魅力を伝える効果的な方法のひとつです。言葉づかいや表情の違いが、相手に与える印象を左右します。何かをプレゼントしたときに「うわぁ、嬉しい!」と素直に声を上げて喜ばれると、また何かしてあげたくなります。
一方で、「あ、どうも」とそっけない受け取り方だと残念な気持ちになります。
感情があるから人は心を動かされます。心が動くと「また会いたい」と思ってもらえる。人とのつながりを深める上でも、感情の表現は大切です。
では、どのように感情を豊かに表現すればいいのでしょうか。ポイントは次の3つです。
【感情を豊かに表現する3つのポイント】
① 笑顔でいることを意識する
笑顔は最強の自己表現。気持ちが前向きになり、周囲に安心感を与える。
② 喜びや楽しい気持ちは声に出して伝える
何かをしてもらったときや感動したときは素直に喜び、気持ちはすぐにシェアする。
③ 感謝の気持ちを言葉にする
「ありがとう」という言葉は、敬意を伝える一番シンプルな方法。
感情の使い方が上手な人は、「感じのいい人」として信頼され、選ばれる存在になっていきます。ぜひ感情の表現を意識してみてください。







