薬も道具も一切不要! 「体の痛み」を自分で治す“セルフ整体”
2013年07月05日 公開 2022年06月07日 更新
肩の筋肉をゆるめてみよう (2人バージョン)
今度は、肩の上側をゆるめるセルフ整体をやってみましょう。
ここでは、2人で手軽にできるバージョンをご紹介します。ちなみに私達の整体院が目指す夢の1つは、これまで家族に「肩もんで」と言って頼んでいた人が、「肩ゆるめて」と言うようになるくらい、この「セルフ整体」が一般的になることです。
(1)僧帽筋は凝っている? チェック
僧帽筋とは、首から背中にかけて表層にある筋肉です。パーカーのフードの部分です。
僧帽筋が固くなっていると、肩が重い、首が回しにくい、目が疲れやすいなどの症状があります。今回は、肩のてっぺんの部分をゆるめます。
(2)固くなった筋肉を探します
椅子に座って力を抜き、リラックスしてください。施術者は後ろに立ちます。
まず、施術者が右の肩上部を触り、ゴリゴリと凝っている部分を見つけます(写真5)。被施術者は「そこが痛い」などと言って違和感のある場所を伝えてくださいね。
(3)筋肉がゆるむ姿勢をとります
凝っている部分を押さえたまま、施術者は右腕を持ち上げます。
腕を上に上げると、肩上部の筋肉がゆるむことがわかると思います。
施術者は腕を持ち上げながら少しずつ角度を変え、被施術者にたずねながら、最も違和感の消える場所を探します(写真6)。
右ひじを後ろに曲げるようにして、角度を変えながら探すとよいでしょう。
(4)90秒キープします
違和感の消える姿勢が見つかったら、押さえていた手を離し、姿勢を維持するために腕を支えます。このまま90秒です。ゆるめている箇所に力が入らなければ、おしゃべりをしていて大丈夫です。
ゆっくり元の姿勢に戻します。
90秒経ったら、ゆっくりと腕をおろし、元の姿勢に戻ります。
凝っていた部分を触って、変化を確かめてください。押したときの痛みや固さが減っているのではないでしょうか。
左も同じようにやってください。
いかがでしたか?
たった90秒、何もしていないように見えるのに、これだけで筋肉が緩むのです。
不思議ですね。
これにはちゃんとした理論があります。
詳しくは『「体の痛み」の9割は自分で治せる』で解説しています。