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生き方

すぐやる人がツキを呼び込む

桜井章一(「雀鬼会」主宰)

2011年06月29日 公開 2021年05月12日 更新

すぐやる人がツキを呼び込む

運には偶然の運と必然の運とがあることを知っておきたい。宝くじに当たる、予期できない交通事故に遭う。

偶然の運は、自分ではどうすることもできない。しかし必然の運は、生活態度や視線の方向、意識の持ち方などで引き寄せられる。

※本稿は桜井章一著『図解 運もツキも味方にする人の習慣』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

迷うな。即、動け!「牌を1秒以内に切る」理由

私が主宰する雀鬼会では、「牌は1秒以内に切る」をルールにしている。

1秒以内に切るとなれば、思考する時間はない。テクニックや迷いが入り込むすきがない。道場生たちは、つもった瞬間に、その牌を感じ取る訓練を積み重ねているわけだ。

つもったら、1秒以内に切る!

要は、麻雀を通じて「感じる力」を磨いているのである。方法は人それぞれ違うはずだが、あなたがツキを呼び寄せたいと思うのなら、この「感じる力」を養うといい。それも瞬間的に「感じる力」をだ。

むずかしいことではない。たとえば混雑した電車内で、老人が前に立ったとする。つらそうだなと感じるのはだれでも同じだが、ここで即、席を立てる人と、躊躇して、タイミングを逃してしまう人間がいる。

タイミングの悪い人間に限って「この老人はどうせ元気なんだろ、おれには大切な仕事が待っている」などと自分に言いわけしながらタヌキ寝入りをきめこむのだ。

ツキを呼び寄せる人というのは、こんなときには反射的に席を立っている。周囲の視線や老人の反応など気にしない。理由づけなどいらない。即、動くのだ。

気分よく生きるというのは、こんなささいな行動の積み重ねにある。

 

朝の通勤のコースを工夫してみよう

通勤時、駅まで行くのにいくつかのコースがある。A、B、Cとあってそれぞれに所要時間が違う。通常は最短のコースを選ぶはずだ。

しかし、A、B、Cとそれぞれに風景が異なる。漂う空気も違う。違う道を歩くこちらの気分も微妙に影響を受ける。そして、ネガティブな空気はネガティブな気分を呼び込む。

ここで大切にしたいのは、その日の気分だ。「よし、今日はこのコースで行こう」と気分で選びたい。そのためにはいつもより早く家を出て、AならAの、BならBの変化を感じながら出勤できるようなゆとりが欲しい。

仕事の場面にもヒントはある。

たとえば会議中に、若手スタッフがとっぴな発言をして、とっさに「おもしろいな」と感じたとする。その瞬時の感覚を大切にして、「オツ、いけるな、それ」と、即、反応することだ。

「でもなあ......、ちょっと待てよ」
「前例がないしなあ......」

あれこれと思考をめぐらすから、せっかくのツキが逃げていく。

 

「ダメだと思ったらすぐ引き返せ」流れを読み、修正することをためらわない

麻雀をしていて、ツイてるなと感じたときは、とくになにもしないで流れに身を任せておけばいい。川にプカプカと浮かんで、流されて行けばいいわけだ。

やがて流れが変わってくる。岩場に差しかかれば流れが大きくうねるし、浅瀬では流れがよどんでくる。

こんなときには工夫が必要だ。

麻雀でいえば、わざと自分の手を崩し、あえて上がらないという方法を選ぶこともある。流れを変えるためだ。

運というのはいつも動いている。どうにも運に見放されているなと感じたときは、それまでのやり方をもう一度見直して修正することも大切だ。

1つのことをコツコツ続けていれば、やがて花が開いて実を結ぶという教えもあるが、それだけでは通じない世界もある。

「オレはこんなに努力してるんだから、なにも問題ないはずだ」という硬直した考え方にとらわれていたのでは、なかなかツキはつかめない。

 

引き返すという選訳肢があることを忘れるな!

あなたがあるチームのリーダーをしていて、プロジェクトの今後に行き詰まりを感じていたとする。お先真っ暗で、先の展開が見えない。

そんなとき、あなたが「コツコツ地道にやっていればやがて道は開けるはずだ」という考え方にとらわれていたのでは、チーム全体を悲惨な方向に導いてしまう危険性がある。

かといって、どうすればいいのかわからない。わからないからお先真っ暗なのだ。

そんなとき、さっと引き返すという選択肢があることを忘れないことだ。

プロジェクト全体を、もう一度出発点に引き戻してみる。出発点に戻って、自分たちが歩いた道を冷静にたどってみる。

このとき大切なのは、違和感だ。

なんかへんだぞ!
かなり無理をしてるな!

自分たちがたどってきた道に違和感を覚えたなら、躊躇なくコースを変更することだ。あるいは、狙う的を変えることだ。

おわかりのように、チームリーダーというのは、違和感をキャッチする「感じる力」が求められる。

あなたには、はたしてチームリーダーの資格があるだろうか?

 

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