副業を始めたいなら「週末コンサル」をめざしてみませんか?
2017年02月12日 公開 2023年01月12日 更新
私にできるコンサルティングってあるの?
次にどんなコンサルタントが活躍しているかをみていきたいと思います。
コンサルタントというと、経営やマーケティングなどのビジネスコンサルタントを思い浮かべ、何やら難しい仕事のように聞こえるかもしれません。しかし実際には、一口にコンサルタントといってもいろいろな肩書きのコンサルタントが活躍しています。
そもそも、コンサルタントとは人の悩みを解決する人間のことです。そして、今日のような成熟社会になればなるほど世の中には多様な問題や悩みが生まれてくるので、それを解決していくコンサルタントもバラエティーに富んだ人たちが活躍するようになっています。
例えば、明石家さんまさんが司会をしている『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)というテレビ番組がありますが、ここでは毎回いろいろな肩書きを持ったユニークなコンサルタントが登場しています。災害危機管理コンサルタント、調理科学コンサルタント、スタティスティシャン(統計データ分析コンサルタント)、ホームステージャー(中古物件演出コンサルタント)、飲食店舗活性化コンサルタント等々です。
なかには、「そんなコンサルタントがいたの!?」と思わずびっくりするような肩書きのコンサルタントも出ていて、コンサルティングの幅の広さを感じさせます。
頭に浮かびやすいビジネスコンサルタントは、その中のほんの1つのジャンルにすぎません。ただ、社員として会社の中で長年仕事をしてきたサラリーマンは、その中でも得意な専門分野をベースとしたビジネスコンサルタントになりやすいことは事実です。
実際、ビジネスコンサルタントの多くは、サラリーマン時代に培ったそれぞれの専門分野のコンサルタントとして独立しています。
顧客とすべきは、世の中の90%以上を占める中小企業です。資金も人材も限られている彼らは、常に専門家の力を借りたいと考えているのです。まず、あなたの経験や知識を聞きたいと思っている人たちがちゃんといる、ということを頭に入れてください。
買ってもらえる商品って何?
サラリーマンが売れるものは何でしょうか。それはこれまでサラリーマンとして長年蓄積してきた現場経験、培ってきた専門知識、スキル、ノウハウです。
これらの「経験」や「知識」は頭の中にあって目に見えないために、なかなか気がつきにくいものです。でも、「経験」や「知識」は大変貴重で素晴らしい「商品」になるのです。その商品を買っていただき、「週末コンサル」を始めるのです。
ほとんどのサラリーマンはこのことに気がついていません。自分の頭の中にある「経験」や「知識」が「商品」に転換できるということがわからないのです。
確かに自分自身で気づくのは少し難しいかもしれません。なぜなら自分の「強み」や「売り」は自分ではなかなかわからないものだからです。
私はオンリーワン・コンサルタント養成アカデミーを主宰していることから、これまでに数多くのサラリーマンと面談し、経歴や経験等をお聞きしてきました。そんな中で私が「それはあなたの“強み”ですね」と言うと、ご本人は「え? でもこれくらいは普通ですよ」と言われます。
自分の「強み」を認識することは非常に重要なことですが、じつはけっこう難しいことなのです。でも、一度「強み」を認識することができれば、ますますその「強み」を先鋭化させ、人と差別化していくことが可能になります。
あなたは自分の「強み」をわかっていますか?