副業を始めたいなら「週末コンサル」をめざしてみませんか?
2017年02月12日 公開 2024年12月16日 更新
普通のサラリーマンでもできる!
「週末コンサル」って初めて聞くけれど何?
「週末コンサル」というのは、「サラリーマンが自分の時間である休日や業務時間前後の私的な時間を使って、コンサルタントとして活動する」という意味です。
サラリーマンを辞めて独立するということではありません。あくまでサラリーマンを続け、本業を持ちながら、「週末」だけ自分の得意分野に関する「コンサルタント」を行っていく活動のことをいいます。
「週末コンサル」を行うことで自分自身が大きく成長していけることはもちろんですが、外部からさまざまな情報や刺激を得られることから、それが本業である会社の仕事にも必ず良い影響を及ぼし、それまで以上に前向きに取り組んでいくことができます。
主旨は、2003年に出版された藤井孝一氏の『週末起業』(ちくま新書)で提唱された「会社を辞めずに起業しよう」と全く同じです。同書はサラリーマンだけでなく社会全体に反響を巻き起こし、ベストセラーとなりました。記憶にある方も多いのではないでしょうか。
「週末コンサル」というのは、まさに「会社を辞めずにコンサルタントになろう」という考え方なのです。
副業を始めようというときに、何を始めるかで悩むことがありますが、私はサラリーマンにはコンサルタントがうってつけであると信じています。
でもコンサルティングって難しいんじゃないの?
確かに、今までコンサルティングとかけ離れた仕事をしてきた人からみると、コンサルタントは誰でもなれるというものではないだろう、と思われるかもしれません。私自身、サラリーマン時代は、ビジネスコンサルタントと聞くと敷居が高い職種というイメージをずっと持っていました。でも、あこがれの職種でもありました。
ところが、実際にコンサルタントになって初めて気づいたことがあります。それはコンサルタントといっても、ごく普通の人がほとんどであるということでした。
それもそのはずです。元はサラリーマンやOLをしていた人たちばかりだからです。
コンサルタントになるにあたって新たに身につけなければならない知識やノウハウも確かにありますが、ベースになるのはサラリーマン時代に身につけた専門知識や技術、ノウハウです。誰にでもコンサルタントになれる可能性があるのです。
仮に長年サラリーマンをしてきた人が一念発起して起業しようとした場合、新しくどんな仕事ができると思われますか?
これまで数十年もホワイトカラーだった人間が、副業だからといって、ウェイターとか、飲食店の洗い場担当とか、ラーメン屋手伝いとか、体を動かす仕事を長期間続けられるものではありません。今までの事務仕事の疲れとは異次元の疲労感に驚くはずです。若いときならばともかく、中年サラリーマンにはとてもきついはずです。
通常、サラリーマンが起業する場合、当然初期投資が必要になります。ところがコンサルタントは、あなたの体ひとつで始めることができます。元手も資格もいらないのです。
コンサルタントになるにあたって、あなたがすべきことはコンサルタントとして必要な知識を身につけることと、名刺を作ることぐらいです。オフィスをわざわざ借りる必要はありません。自宅で十分です。携帯電話とパソコンさえあればいいのです。
コンサルタントとしての形を大事にしたいというのであれば、現在はさまざまなレンタルオフィスがあります。いずれも低料金なので、気軽に利用することが可能です。
コンサルタントの仕事は担当した1件1件がすべて自分の血や肉になります。それがサラリーマンの仕事とは異なる部分です。それぞれの企業現場で汗をかきながらスタッフと一緒になって取り組んだ経験や試行錯誤のプロセスは、確実にコンサルタント自身のノウハウとして蓄積されていくのです。
コンサルタントにとって、無駄なことは何ひとつありません。いろいろな企業にコンサルタントとして入っていくことで「引き出し」はますます増えていきます。