「週末コンサル」の始め方~稼げる人の3つの特徴と7つのルール
2017年02月17日 公開 2024年12月16日 更新
普通のサラリーマンでもできる?
会社に勤めながら「週末コンサル」を実践している人たちは、基本的には平日の朝と夜、休日を中心に仕事をしています。
クライアント企業との連絡手段は主にメールで、朝、企業に進捗や現状を知らせたり、指示を送ったりしておき、夜にその返事に対応するというのが一般的です。リサーチや資料の作成は週末に行います。あなたがサラリーマンであることに企業側が不安を抱かないように、連絡や報告は頻繁に行うのがポイントです。
ただし、本業の時間内にやるのはご法度。平日は本業の仕事に集中しましょう。
それぞれの業務の効率化を工夫しつつ、プライベートでもムダな時間を減らすことで、会社の仕事と「週末コンサル」を見事に両立している人は大勢います。
いかに顧客企業を見つけるか?
ここからは、実際に「週末コンサル」をどのようにして始めるのかについてお伝えしていきます。
具体的には、最初の1年間は「特定プロジェクト型コンサルタント案件」に取り組みます。企業現場で具体的な課題解決に取り組むことで、コンサルタントとしての経験を積むのです。
何より、実際の企業現場でコンサルティング経験を積むことが非常に重要です。現実の企業課題を現場で汗をかきながら解決していく経験を積まなければ、コンサルタントとして一人前にはなれないからです。何冊も関連書籍を読んでケーススタディーを勉強したとしても、実践したことがなければ何の役にも立ちません。
企業の現場ではマネージャーや従業員が日々悩み、苦労しながら頑張っています。たとえ同じ業界であっても、企業によって事情は千差万別、そこで働いている人たちも十人十色のマネージャーや従業員なのです。実際にその現場の中に入り込んで双方向に情報をやり取りしながら、何が現場にとってより良い方策なのかを考えていくことが必要です。
ここまで読んで、こう思われた方もいるでしょう。「経験を積むことの大切さもわかったし、そのために最初の1年間は短期の特定プロジェクト型コンサルタント案件を手がける、ということもわかった。でも、そんな案件を、いったいどこで、どうやって見つければいいんだ?」と。次にそれをお話しします。
じつは2015年頃から、この特定プロジェクト型コンサルタント案件を紹介するプラットフォーム会社が次々と立ち上がってきています。ですから、あなたはこのプラットフォーム会社を利用すればいいだけなのです。利用料や登録料は無料で、もちろん誰でも登録できます。例えば、次のようなプラットフォーム会社があります。
・「i-Prowork」:http://persol-tech-s.co.jp/i-prowork/
・「フリーコンサルタント.jp」:http://freeconsultant.jp/
・「High Performer Consultant」:https://www.high-performer.jp/consultant/
これらのプラットフォーム会社のホームページをご覧になれば、いかにさまざまな案件が高額な報酬でコンサルタント向けに募集されているかがおわかりになると思います。
企業から依頼される特定プロジェクト型コンサルタント案件の中には、非常にニッチな案件も多数見受けられます。ニッチ案件はビジネスコンサルタントだけでは担当する人間が見つからず、プラットフォーム会社の中には「サラリーマンも歓迎」とトップページで謳っている会社も出現しています。あなたの専門分野と専門能力がこれらの案件にうまくマッチすれば、「週末コンサル」として案件を引き受けることも可能なのです。
それは、あなたをワンランクもツーランクもステップアップさせてくれる貴重な経験になります。と同時に、サラリーマンとしてのあなたの本業にも新たな視点が生まれるなど、大きなプラス効果をもたらしてくれるでしょう。
なお、プラットフォーム会社を利用しても自分に適した案件がすぐに見つからないときは、参加しやすい経営者交流会を見つけて経営者と積極的に交流を図っていくことが大事です。同時に、友人や知人等に話して、ボランティアでもいいのでコンサルティング経験を積ませてくれる企業を紹介してもらうことも必要です。