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恋愛結婚したかったのにお見合い結婚。これでよかったのか、悩んでいます…こころ相談

2017年04月04日 公開

菅野泰蔵(東京カウンセリングセンター所長)

 

恋愛で結婚しようと思ってたのに……

相談内容

私は、自分の結婚、生き方で悩んでいます。子供の頃から、見合い向きではないと思い、恋愛で結婚しようと思っていました。大人になって、お互い好きな人もできたのですが、不安定な家庭だったため、私も悩みやすく、自分の悩みばかり考えていて、相手の男性も、私がなにを考えているのか理解できずに疲れてしまい、けんかのようになり、疎遠になってしまいました。

私もこれがきっかけで、自分の悩みを複雑に考えるのをやめるようにしました。しかし、今までの疲れがたまって、外出できないようになり、病院と家の往復の生活になりました。そのため、自分で結婚相手を探すチャンスがなくなってしまい、適齢期を迎えてしまいました。周りの説得もあって、見合いで結婚したのですが、自分の中では、いつも納得できないでいます。それに、主人にも何か重い責任も感じて、申し訳無く思い、疲れることがあります。

顔の半分が、悩みのせいか、麻痺のようになった事もあり、病院に少し通ったり、夫婦生活もうまくいかない所があります。自分では、やはり恋愛をあきらめきれないでいます。それは過去、うまく自分の恋愛ができなかったので、後悔しているからだと思います。こう書くと、よくその人に失恋したのでしょう? といわれるのですが、失恋したのではなく、むしろ、自分の方が、はっきりしなかったために、相手を傷つけたのです。

自分の中では、好きな人が出来たときが、結婚と思っていたので、年齢の事で、タイムリミットがあることを、深く考えていませんでした。病院に通っていた事で、出会いを見つけるチャンスを失ったことが、悔やまれます。自分の親は、見合いが結婚だと思っているので、女性が自分で結婚相手を探すなど、生意気だと、言っていたのですが、そういう考えでは、自分の意思がなく反発心を感じます。でも、現実の年齢、現実の生活から、こういう結論で、結婚するのが、現実だと思ったのですが、納得しきれません。これをあきらめたら、自分の自然な感情を無理に押し込めるような苦しい毎日です。

結婚前も、これで悩み、自律神経失調症のようになったのですが。自分は、恋愛をあきらめれない性格だと思いますが、現実の生活もあります。どう考えていったらいいでしょうか。

(35歳、女性、 無職)

 

世の中に、人の生き方に正解というものがあるのかどうか?

アドバイス

いろいろと考え込みやすい方のようですね。でも、以前複雑に考えるのはやめようとしたにもかかわらず、外出できなくなったことがあるのですから、いろいろと思い悩むことはあなたにとって決して悪いことではないのかもしれません。  

つまりはそれがあなたの性分、あるいはあなたらしいところなのかもしれませんね。考えて考えて、ほとほと疲れ切ってからでないと答えが出せない、そういうタイプの人もけっこういるものです。  

こういう方が考えることは「いったい何が正解なのか?」ということかもしれません。そうなると、はたして自分の選択は正しかったのだろうか?といつも疑わざるを得ないわけです。さて世の中に、人の生き方に正解というものがあるのかどうか?

あなたは今の結婚生活は本意ではなかったと思っているようですが、年齢の問題などを考慮して見合いを受け入れたあなたはひじょうに現実的な、言い換えれば賢明な選択をしたと思います。ある大事なことを決断するとき、それが大事であればあるほど、人は慎重になり、さまざまな利害を計算に入れて決めることになります。このときのあなたは、もちろん恋愛結婚に憧れながらも、いろんな状況を考えて見合いでいいと思ったわけです。 

それを悪い意味での妥協と考えてはいけません。たとえ気持ちの中の49%が“恋愛”で占められていても、51%が“見合い”ならば、人は51%のほうを選ぶものです。  

しかしながら、恋愛に対する気持ちもたくさんあったのですから、結婚後も「あっちのほうが良かったんじゃないだろうか?」と思うこともあるでしょう。多少なりともそれを引きずるのはしかたのないことです。しかし、だからといって、あなたが見合いを選んだのは間違いだったのではないということだけは肝に銘じて欲しいですね。

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著者紹介

菅野泰蔵(すがのたいぞう)

東京カウンセリングセンター所長

 1953年東京生まれ。学習院大学卒(心理学)。臨床心理士。学習院大学、代々木の森診療所などを経て、現在東京カウンセリングセンター所長。ベストセラー「こころの日曜日」シリーズ(法研)を始め、「淋しい女と困った男」(双葉社)など著書多数。

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