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世界でも突出する「日本人のインスタ好き」…今さら聞けないその理由

坂本翔(ROC代表取締役CEO)

2019年10月03日 公開 2023年07月27日 更新

 

日本でInstagramがビジネスで活用される「3つの理由」

なぜ今、商品やサービスの販売、宣伝にInstagramを活用するべきなのでしょうか。「はじめに」でもお伝えしたように、Instagramのユーザー数が爆発的に伸びていて、アクティブ率が高いことはもちろんです。

しかし、こうした数字から見た側面以外にも、次のような理由があげられます。

●情報量
Instagramでは、投稿時に写真か動画を入れなければならないのが基本です。「写真または動画+文字やハッシュタグ」という構成なので、文章のみの投稿でも成り立つ他のSNSと比べて、多くの情報を一度に伝えることができます。

これは最も一般的な投稿方法である「通常投稿」の話ですが、その他の投稿方法である「ストーリーズ」や「IGTV」もあわせて活用することで、より多様な表現でユーザーに情報を伝えることが可能です。

●世界観の表現
縦に1列で過去の投稿が並び、過去の投稿を遡って見るのに時間がかかる他のSNSとは異なり、Instagramでは、プロフィールページに過去の投稿が3列、かつ、写真の一覧として表示されます。そのため、過去の投稿を一覧で確認することができ、自社の世界観を一目でユーザーに伝えることができます。

●効率のいい拡散
Instagramには、Facebookでいう「シェア」や、Twitterでいう「リツイート」などの直接的な拡散機能はありません(本書執筆時点)。しかし、ハッシュタグの活用により、趣味嗜好の似た人に向けて情報を発信することが可能です。

ハッシュタグに自社のターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを入れ込むことで、自分の商品やサービスに関心を示す可能性の高い層に、効率よく情報を拡散できます。

日本でのハッシュタグ検索数は世界平均の3倍というデータも発表されていますので、ハッシュタグを活用することは、Instagramにおいて必須であると言えます。

主にこれらの理由から、ビジネスにはInstagramを活用すべきであると言えます。

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3種類の「投稿方法」を使い分けられることが人気の要因

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