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「生死を左右する爆弾」を抱えてしまった夫…不摂生が次々と引き起こす"怖い病気"

マルコ

2020年02月20日 公開 2022年08月08日 更新

 

イライラする夫・Kタロー 認知症にもなる食後の血糖値スパイク!!

認知症を進行させてしまう原因ともなる糖尿病

お腹いっぱいご飯を食べた後、眠くなることってありませんか。すぐに眠くなるのは、ちょっと注意したほうがいいかも。「血糖値スパイク」が起きているかもしれないですよ。

食後血糖値は、普通は140mg/dl以下に収まるものなのですが、血糖値が高めの人、いわゆる糖尿病予備軍の人は、その数値を超えることがあります。

夫のKタローは空腹時で300というとんでもない数値を叩き出していて糖尿病と診断されたのですが、そこまでは行かなくても食後血糖値が140を超えるという人はわりと多いのです。

そしてその数値が跳ね上がった直後に、急に下がることがあります。この推移がトゲのようなグラフになることから、「血糖値スパイク」と呼ばれるようになりました。

血糖値スパイクを起こしていると、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を併発するだけでなく、認知症を招くこともある、コワイ症状なのです。

 

甘い飲み物好きは要注意

厚生労働省の調べによると、日本では1400万人以上の人が大なり小なりの血糖値スパイクを起こしている可能性があるとされています。

しかも、定期的に健康診断を受けていても、見つかりにくいもので、それにはちゃんと理由があります。

というのも、健康診断のときは胃カメラやバリウムを飲んでの画像検査などがあったりするため、よく「朝ご飯を抜いてきてください」と言われることがありませんか。そう、そこが落とし穴なんです。

健康診断でわかる血糖値は空腹時血糖値だけなので、血糖値は正常値の場合がほとんどです。「食後血糖値」はわかりません。そこで知らずに血糖値スパイクを長期間の間、起こしているとさまざまな合併症につながります。

血糖値スパイクの症状がある人は、食後の眠気のほか、精神的にどこかイライラして落ち着かなかったり、集中力や判断力が鈍ったりもします。

血糖値スパイクは食後だけでなく、清涼飲料水などの糖分の入った飲料を頻繁に飲んでいる人にも起きやすいので、飲み物はできるだけお茶や無糖のコーヒーや紅茶、水など甘くないものを飲むようにするのがおすすめです。

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