こんな相手とは、雑談不可能!?凍りつく沈黙の気まずさを解凍する、3大アプローチとは?
2020年03月16日 公開 2023年10月13日 更新
世界的VIPが大絶賛!!あのジム・ロジャーズ氏(世界3大投資家)、チャン・キム氏(”ブルー・オーシャン戦略”INSEAD教授、 BCG Chair Professor)、竹中平蔵氏(世界経済フォーラム理事)、中野信子氏(脳科学者)が絶賛した、世界最高水準の「コミュ力」の神髄とは?
”グローバル・エリート”ことムーギー・キム氏が「誰でも直ぐ、簡単に取り入れられる教訓」をコンセプトに完全に書下ろした、新刊『世界トップエリートのコミュ力の基本~ビジネスコミニュケーション能力を劇的に高める33の教訓』を元に、著者が短期集中連載をお届けする。
密室での気まずい無言空間、さてどうする?
世の中には、乾いた雑巾を絞るように知恵を絞っても、話したいこと、聞くべきことが一滴も出てこない相手がいる。
これは往々にして、気の合わない会社の上司だったり、交際相手の御義父さんだったり、お互い苦手意識を持っている同僚だったり、紹介してほしくないのに友人に無理やり紹介された、30秒だけ会話したことがあるマンションの住人だったりする。
日頃は社交的なあなたも15メートル先にその姿を確認するやいなや、自分が悪いことをしたわけでもないのに身を隠す柱を探しだす。
あるいは携帯電話に目を落として気づかぬふりをしたりする。そしてしまいには、かかってきてもいない電話を耳に当てて一人で話し出したりと、相手と目を合わせないために、実にさまざまな工夫を凝らすのだ。
しかし会社の誰も行きたくない慰労会(慰労するはずが、一番疲れるのが慰労会だったりする)や、イヤーエンドパーティなど、苦手な同僚や上司が一堂に会し、逃げ道がなくやむを得ず会話しなければならない難局は、どのようにして切り抜けたらよいのだろうか?
そんなときは第一に、「先制攻撃」を仕掛けよう。これは決して、「おい、お前がおるから、気まずいやないか!」と殴りかかるわけではない。正しくは、双方が気づかないふりをして微妙な距離を保っているときに、こちらから機先を制して話しかけるという戦術だ。
これをすると、お互い気づかないふりをする気まずさから解放される。かつ微妙な仲なのに自分から礼儀を示すべく話しかけたということで、度量の大きさを示したことになり、道徳的優位に立つことができる。
そして、どうせ話すことはないので長居は禁物ということで、「ドリンクをとってきます、またすぐあとで」や、必殺の「またいろいろお話を聞かせてください」砲を放ち、ヒットアンドアウェイですぐに立ち去ろう。