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「読まれる文章の3大ポイント」とは?~1人で1億PVを達成したムーギーキム氏が綴る「文章力」の神髄

ムーギー・キム

2020年02月26日 公開 2023年10月13日 更新

「読まれる文章の3大ポイント」とは?~1人で1億PVを達成したムーギーキム氏が綴る「文章力」の神髄

世界的VIPが大絶賛!!あのジム・ロジャーズ氏(世界3大投資家)、チャン・キム氏(”ブルー・オーシャン戦略”INSEAD教授、BCG Chair Professor)、竹中平蔵氏(世界経済フォーラム理事)、中野信子氏(脳科学者)が絶賛した、世界最高水準の「コミュ力」の神髄とは?

”グローバル・エリート”ことムーギー・キム氏が「誰でも直ぐ、簡単に取り入れられる教訓」をコンセプトに完全に書下ろした「ビジネス・コミュ力の教科書」、新刊『世界トップエリートのコミュ力の基本~ビジネスコミニュケーション能力を劇的に高める33の教訓』を元に、著者が短期集中連載をお届けする。

 

需要の大きな文章、3つのポイント

私はこれまで、様々なビジネス誌で書かせていただき、PV(ページビュー)は短期間で1億PVを突破した。

他に読むべき記事がたくさんあるだろうに、コラムがこれほど多くの方にお読みいただけたのは、実は私の乏しい文才ではなく、誰にでも簡単に取り入れられる「文章力の絶対ルール」に秘密がある。

応援してくれる大量のフォロワーがいたり、誰もが気になる壮絶な経験をしたりしたわけでもない限り、この情報過多の時代に「読まれる文章」を書くのは容易ではない。

今回は、さまざまな経済メディアで連載し、1億PVを一人で突破した経験から「需要の大きな文章」の3大ポイントを論じよう。

 

時事性の有無と、「自分ごと」に絡めることが重要

需要を大きくする第1の要素は、「時事性の有無」だ。たとえば東洋経済オンラインでの、往年の人気連載「グローバルエリートは見た!」が何千万PVと読まれた理由は、「読まれるトピックの時事性」が大きかった。

なにせ出したコラムをすぐ掲載してくれる態勢を敷いてくれていたので、それこそ滝川クリステルさんの「おもてなしスピーチ」(新型肺炎の動向次第では、皮肉な結果になってしまうかもしれないが)など、その時々で話題になっている「需要の大きなトピック」に関し、需要が大きな間に読んでもらえたというのが、大ヒットの大きな要因の1つであった。

たとえば今の日本で言えば、宮迫氏のYoutube動画や東出氏の不倫騒動、ジャニーズ中居氏の独立トピックに関する話題の方が、仮にそれらの話題がいかに自分の人生にとって、空前絶後にどうでもいいことであろうと、たっぷり読まれるのである。

皆さんも多くの人に自分の文章を読んでほしければ、まずは時事ネタに絡めて書いてみるといいだろう。(実際に堀江貴文氏のYoutubeなどは、連日皆が注目している時事ネタに関して堀江氏が論じているので、注目度がより高まっている)

第2に需要を大きくする要素が、「誰にでも当てはまる、自分ごとトピック」だ。たとえば、自著『最強の働き方~世界中の上司に怒られ、凄すぎる同僚に学んだ教訓』は6カ国語で展開されたため、おかげさまで日本からだけでなく韓国、中国、タイやマレーシアなどさまざまな国からお便りをいただく。

国や言葉は違えども、仕事で重要な本質は同じなので、普遍的に誰にでも関係するテーマで書けばそれだけ、「自分ごと」として読んでくれる人が増えるのだ。

これは2016年から2017年にかけて連載した、東洋経済オンラインで圧倒的に読まれた「ムーギー・キムの最強の働き方」、通称「バレるコラム」シリーズにも同様に当てはまる。

この連載は、即日掲載という時事性はなかったが、それこそ「ランチ」「コンビニ」「飲み会」「エレベーター」といった、誰にでも当てはまり、誰でも絡める「需要の大きなトピック」をテーマにすることが多かったので、内容の薄さにもかかわらず、圧倒的1位のPVを誇っていたのだ。

これは言い換えれば、あらゆるビジネスにおいて、売り込みたい商品やサービスが相手の「自分ごと」「関心事」にとってどう解決策になるかに繋げて話すことが、重要だということを意味する。

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多くの人は、「教訓」よりも「共感」を求めている

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