「”ヤバイ”使用禁止」で耐えられますか? 文章力の高い人は語彙をこう増やす
2020年05月15日 公開
今こそ本や新聞を読もう!
「ボキャブラリーを増やすには、本や新聞などを読んだり、テレビやラジオなどのメディアに触れるといい。また、知らない言葉に出あったら、調べる癖をつけておく。そして、『ヤバイ』のように便利すぎる言葉は使わないようにする。
文を書くときは、手近に『類語辞典』を置いておくといいね」
「それで、美術の宿題は、どうなったんだい?」
「褒めてもらえたよ」
「すごいね! でも、黒と白の絵の具しか残ってなかったんだろ? よく完成させられたね」
「そこは、頭を使ったよ。白と黒を、いろんな割合で混ぜて、水墨画のような感じの絵にしたんだ」
「なかなか考えたね。こんな風に、少ないボキャブラリーでも、組みあわせたりしてなんとかならないかな」
「......無理だと思うよ」
テレビも語彙を増やすためには役に立つ!
今から言葉の引き出しをたくさん作っておこう。
自分自身が持っているボキャブリーを増やすには、次の方法がある。
・本や新聞を読む
・テレビやラジオなどのメディアに触れる
・知らない言葉に出あったら、調べる癖をつけておく
・「ヤバイ」のように便利すぎる言葉は使わないようにする
伝えたいことが的確に伝わる言葉を探そう。
たとえば、「うれしい」にもいろいろある。
「大喜で」「喜ばしい」「楽しい」「楽しげ」「ご機嫌」「ハッピー」「幸福」「幸せ」「嬉々たる」
「かなしい」にもいろいろある。
「切ない」「辛い」「心痛い」「物悲しい」「悲壮」「心苦しい」「やるせない」「やりきれない」「胸が締めつけられる」
『類語辞典』では、似た意味の言葉を見つけることができる。