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部屋から物が減らない人に教える「捨てられない思考」の捨て方

大村信夫(片付けパパ)

2020年08月07日 公開 2020年08月07日 更新

 

「不要なモノは手放す」ためのいくつかの方法

必要・不要に分けたうち、必要なモノは次の「収納」のフローに進みますが、不要にしたモノは「手放す」「保留」「想い出の品」のどれかに当てはまります。不要なモノも扱い方を知ることで、実際の片付け時にもスムーズに手放せるでしょう。

そこで、モノの手放し方についても触れておきます。不要なモノを手放す方法は3つあります。

1. ゴミに出す
2. 人にあげる
3. シェアリングサービスに出品する

【ゴミに出す】
一番オーソドックスな方法です。当然ですが、お住まいの自治体のルールに則って捨てましょう。手放すことを決めたとはいえ、どうしてもゴミとして捨てるのは抵抗がある場合もありますね。その際は下記の2か3の方法がおすすめです。

【人にあげる】
比較的やりやすいのですが、あくまで押し付けにならないようにしてくださいね。まだ十分に価値があると思うモノは、メルカリなどのフリマアプリで出品してみるのも良いでしょう。たとえ自分にとっては不要なモノでも、他の人にとっては必要なモノかもしれません。

【シェアリングサービスに出品する】
1年以内には使っていないので本来は捨てないといけないが、どうしても残しておきたいブランドバッグや家電などの高価なモノなどもあるかと思います。その場合は、シェアリングサービスに出品すると、継続的な収入になる場合があります。

最近では車や楽器などのサービスもありますので、どうしても手放せないモノはこのようなサービスを利用するのもアリですね!

 

不要なのに捨てられないものが発生する原因

「不要なモノを手放す」上で問題になってくるのが、選択基準に従った場合では客観的に「不要」となるにも関わらず、心理的なハードルがあって捨てられないモノです。

実は「不要なのに捨てられない」という状態は人間の心理的なところに大きな2つの要因があります。

【保有効果】
自分が所有しているモノに高い価値を感じて、それを手放すことに抵抗を感じてしまう心理現象

【サンクコスト効果】
何をしても回収不可能な費用(サンクコスト)が気になってしまい、後には引けなくなる

保有効果もサンクコスト効果も、どちらも「手放せない、捨てられない」という心理効果が働いています。ですから、手に入れたモノを捨てられないのはある程度しょうがないことなのです。だからこそ、前述のように選択基準を作ることが非常に重要です。

また、私のワークショップに参加された方から「"捨てる"という言葉に罪悪感を持ってしまう」という話もよく聞きます。その場合は「捨てる」ではなく「手放す」という言葉に置き換えることをおすすめしています。

言葉の印象だとは思うのですが、人によっては「捨てる」がネガティブなイメージに繋がってしまうことがあります。要はポジティブに考えていただくことが大切で、「捨てる」という言葉に縛られずに「手放す」に置き換えて、前向きなイメージを持っていただくと良いです。

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「保留」もアリだが期限を決めること

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